忍者ブログ
楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング




こちらのノートです。

今回はGメジャー・スケール上に構成されるコードの続きで、リーディング・ノートがb5のDb、及びP5のDとなる場合のコード・シェイプを確認していきます。

まずはGメジャー・スケールの確認。

P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
G   A   B C   D   E   F#
  b9 9 #9 b11 11 #11   b13 13 #13  


Db

リーディング・ノートがb5のDbとなる場合、b5がP5からのオルタードであることから、本来コード・ノートであるP5がb5に変化したと捉え、P5は共存しません。DbのエンハーモニックであるC#が#4と捉えられたことから、P5と共存していたコード・シェイプは前回扱いましたので、比較してみるのも良いでしょう。

その上で、コード・ネームを考えてみます。

ルートはファンダメンタル・ノートのGと合致させられています。M3のBはコード・ノート。P5がb5にオルタードしてDbとなるわけですが、一応3度堆積に適っているとはいえ、一般にはこのようなコートはそもそも想定されないのではないでしょうか? 5thがb5になったトライアドと言えば、一般にはdimとなりますが、この場合は3rdがマイナーです。ところが、ここで考えている3rdはメジャーです。

ホールズワースは「Gmaj(-5)」と表記しますが、これまで見てきてお分かりのように、
  • コードを取り出すスケールのファンダメンタル・ノート(トニック)をルートに据える。
  • コードを取り出すスケールがメジャーなら、極力メジャー・トライアドのコード・ノートを盛り込む。
  • リーディング・ノートをオルタードを含めてスケールから取り出し、リーディング・ノート(トップ・ノート)に据える。
との方針でコード・シェイプを作ります。このため、「Gmaj」に、端的にリーディング・ノートを示すインターバルを添えるのがホールズワースによるコードの表記法であり、一般的なコード・シンボルの表記法とは合致していません。


G_Db1.jpg
D
C


G C
  9
F# B E


その上で、具体的なコード・シェイプの一つ目です。バスがルートではないので、転回形となっています。このため表記は分数コードとなります。一般にはルートを示すアルファベットだけでメジャー・トライアドを示すため、このシェイプであれば、「G(b5)/B」とでも書けそうですが、こんなコード・ネーム、やはり一般には見かけないですよね?

もしかすると、Edim(add13)のルート・オミットとして捉えることが出来るのかな?


G_Db2.jpg
  9
F# B E

E
D G C
A D




F#

  12 E A D G B E

こちらはルートを重ねてある上に、基本形になっていますね。5弦10フレットのGは省略して良いと思うのですが、ホールズワースは宗とは記していません。


D

今度はリーディング・ノートがP5のDの場合です。何らかの形で転回するか、あるいは重ねるかはともかくとして、リーディング・ノートがコード・ノートと合致するわけですから、コード・ノート以外の音がスケールから追加されない限りは、コード・ネームはGとなりますね。ホールズワースは「Gmaj9」と記してますが、これは単なる誤植でしょう。


G_D1.jpg
  7 B E A (D) F# B
D
C


G C
  9
F# B E

E
D G C
A D




F#


このシェイプでは分母がBとなっています。


G_D2.jpg
E
(D) G C
A D   G/D




F#

   
  12 E A D G B E    

リーディング・ノートとルートが重ねられ、6弦全てでトライアドを奏でることが可能なシェイプです。

このシェイプからルートのGを一つ省略すると、次のようになります。

G_D3.jpg
E
(D) G C
A D




F#

  12 E A D G B E

ルートの印象が相対的に弱まる分、リーディング・ノートの印象が強まる、といった効果があるのかもしれません。


G_D4.jpg
E
D G C
A D




F#

  12 E A (D) G B E

3弦11フレットで、Gから見たM7のF#が追加されたシェイプです。リーディング・ノートをDのままとしていますから転回形ではありまが、GM7です。


G_D5.jpg
  7 B E A D F# B
D
C


G C
  9
F# B E

E
D G C
A D




F#


Gから見たM6のEが追加されているので、G6です(ホールズワースは「Gmaj6」と表記します)が、バスがEですので、こちらをルートと見なせばEm7とも言えます。


今回はここまで。
PR
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS secret
TRACKBACK
TB URL
マイクロアドBTパートナーでおこづかいゲット!
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
Template by 小龍的徒話
JavaScript by Customize in Ninja Blog
忍者ブログ / [PR]