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こちらのノートです。
新しいデスクトップPCを入手したので更新を再開します。が、原因不明な不審な挙動を見せているため、ちょいと心配です……
こちらのノートです。
新しいデスクトップPCを入手したので更新を再開します。が、原因不明な不審な挙動を見せているため、ちょいと心配です……
ともかく、見ていきます。Gをトニックとする長短同主調に対するドミナント・スケールからコードを構成するのですから、まずはドミナント・スケールから確認していきます。
まず、メジャー・スケールのトニック「ド」に対するドミナントは「ソ」ですから、ドミナント・スケールはGメジャー・スケールをソから並べ替えたDミクソリディアンを見ておきます。
この中からドミナント・コードを構成すると、当然コード・ノートはD F# A Cとなります。
次に、マイナー・スケールのトニック「ラ」に対するドミナントは「ミ」ですから、ドミナント・スケールはGマイナー・スケールをミから並べ替えたDフリジアンとなります。
こちらの場合、元のGマイナー・スケールを、ハーモニック・マイナーと捉えてソをソ#に変化させ、導音を設定すると、メジャーの場合と同様に、D7を取り出すことができます。
このように、厳密には同主調に対するドミナント・スケールは異なるのですが、マイナーをハーモニックでとらえた場合、もっとも基本となるドミナント・コードはどちらからも取り出せます。その上で、コード・ネーム表記する場合は、基本となるドミナント・コードであるD7に対して付加される音は、ルートであるDからのインターバルで指定されるため、コードの元となったスケールがどちらであっても、コード・ネームの表記には一切違いが出てきません。
こうした理由によるものなのかどうかは定かではありませんが(というのは、ホールズワース自身が詳細を説明していないため)、どうやらホールズワースは長短同主調に対するドミナント・スケールを、ミクソリディアンと捉えているようです。
以上を踏まえて、前回の続きとして、1弦で「リーディング・ノート」(「導音」ではない! ホールズワースの独自用語です)を追加したコード・フォームを見ていきます。今回は、2フレットのF#と、3フレットのGを付加する場合です。
とりあえず、このコードを「1」と番号付けしておきます。
指板の図で分かると思いますが、バスのAには括弧が付いているので、省略可能です。譜例の括弧の位置が曖昧で申し訳ないのですが、何度調整しても画像で出力すると元の位置に戻ってしまうので(以前はこんなことなかったんですけどね……。新しいPC、やっぱり調子悪い気がする)、とりあえずこれで勘弁してください。
「1」のフォームは、以前確認したこのコモン・コードのフォームを変形したものだと思われます。
変形というか、ほとんど同じです。バスのAを書き込むかどうか、だけの違いです。
次のフォームです。
こちらを「2」のフォームとしておきます。
ご覧のように非常にワイド・ストレッチとなりますが、各音のインターバルは非常に狭く、「1」とは対照的です。こちらの元となったとおぼしきコモン・コードのフォームはありませんので、やはり、コモン・コードのフォームはポジションを割り出す手がかり程度に捉え、実際のフォームは指板全体を眺めて、必要なコード・ノートを探すことになるようです。
では、続いて「3」のフォーム。
こちらも、元になったと思われるコモン・コードのフォームが見あたりません。
Dから見たP5のAが省略されており、Allegro2007ではコード・ネームを解析できませんでした。それでも、P5の省略は比較的一般的ですし、バスもルートと合致しているので、一般的に「D7」で通用するかと思います。
では、D7の最後に「4」のフォーム。
こちらは、以前確認したコモン・コードのフォームに全く同一のものがありました。
実際上で見た「1」「2」「4」のフォームについては、リーディング・ノートが1フレット上がっただけのフォームが紹介されています。「1」「2」については省略します。
ですが、「4」の変形は確認しておきます。というのは、ホールズワースがここで説明なしに"delayed 3rd"という用語を図に示しているからです。フォームの番号は「4'」としておきます。
「4」からの変更点は、リーディング・ノートの他に、4弦の解放が指示されていることです。ルートのDに当たります。
さて、その上で"delayed 3rd"とは何なのでしょう? 指板の図を見た限りではGをF#に声部進行させて、解決させることで、3rdの登場が遅れる、ということになりそうです。
Allegroによるコード・ネーム解析ではD7sus4/Cとなっていますが、sus4のsusについては、オイラの知る限りでは「サスペンダーでズボンを吊るように、3rdが吊られて4度になったもの」という説明が一番古いのですが(学部生時代に読んだ本にそういった解説があったと記憶している。もう20年近く前になりますね)、その後水野正敏の本で、全く違う説明を目にしました。こちらの本です。
susは、日本語では「繋留音」に当たるもので、声部進行に関わるようなのです。
水野の解説を引用しておきます(p.139)。
すると、sus4のコードに含まれる4度の音は、いずれ声部進行して、本来の3度に解決しなければならない、ということになるでしょう。よって、本来ならとっくの昔に登場していなければならない音が、繋留音によって登場が遅れることになるのでしょうか? その意味で、ホールズワースは"delayed 3rd"と言っているのでしょうか?
だとすれば、「4'」→「4」のフォームで繋留音が解決されるってことになりそうですが……
だったら「1」「2」を変形したフォームについてもdelayed 3rdの注釈があっても良さそうですが、「4'」にしか書き込まれていないんですよね。また、それこそ繋留ですから、「D11」ではなく「Dsus4」と書いて良さそうなものです。
釈然としない点も残りますが、ともかく次のコードを確認しましょう。
こちらにもM3のF#が含まれていないため、むしろD7sus4にあたり、バスがAですからD7sus4/Aとなります。
これはちょっと面白いコードですね。F#が含まれていないのでsus4系のようですが、EがあるのでM2、テンションで言う9もあるため、Cのm7、Eの9、Gの11ときっちりテンションが揃っており、テンション系とも言えそうです。また、C E GとCメジャー・トライアドが基本形でできあがっていますし、その下に、分母としてDがある、と言ってもいいでしょうし、このDはCから見たM2ないし9ですからね。
今回はここまで。
まず、メジャー・スケールのトニック「ド」に対するドミナントは「ソ」ですから、ドミナント・スケールはGメジャー・スケールをソから並べ替えたDミクソリディアンを見ておきます。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
D | E | F# | G | A | B | C | |||||
ソ | ラ | シ | ド | レ | ミ | ファ | |||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
この中からドミナント・コードを構成すると、当然コード・ノートはD F# A Cとなります。
次に、マイナー・スケールのトニック「ラ」に対するドミナントは「ミ」ですから、ドミナント・スケールはGマイナー・スケールをミから並べ替えたDフリジアンとなります。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
D | Eb | (F) | F# | G | A | Bb | C | ||||
ミ | ファ | (ソ) | ソ# | ラ | シ | ド | レ | ||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
こちらの場合、元のGマイナー・スケールを、ハーモニック・マイナーと捉えてソをソ#に変化させ、導音を設定すると、メジャーの場合と同様に、D7を取り出すことができます。
このように、厳密には同主調に対するドミナント・スケールは異なるのですが、マイナーをハーモニックでとらえた場合、もっとも基本となるドミナント・コードはどちらからも取り出せます。その上で、コード・ネーム表記する場合は、基本となるドミナント・コードであるD7に対して付加される音は、ルートであるDからのインターバルで指定されるため、コードの元となったスケールがどちらであっても、コード・ネームの表記には一切違いが出てきません。
こうした理由によるものなのかどうかは定かではありませんが(というのは、ホールズワース自身が詳細を説明していないため)、どうやらホールズワースは長短同主調に対するドミナント・スケールを、ミクソリディアンと捉えているようです。
以上を踏まえて、前回の続きとして、1弦で「リーディング・ノート」(「導音」ではない! ホールズワースの独自用語です)を追加したコード・フォームを見ていきます。今回は、2フレットのF#と、3フレットのGを付加する場合です。
- D7: 1弦2フレットのF#を付加
1 | 0 | E | (A) | D | G | B | E | |
A | C | |||||||
F# | B | E | A | F# |
とりあえず、このコードを「1」と番号付けしておきます。
指板の図で分かると思いますが、バスのAには括弧が付いているので、省略可能です。譜例の括弧の位置が曖昧で申し訳ないのですが、何度調整しても画像で出力すると元の位置に戻ってしまうので(以前はこんなことなかったんですけどね……。新しいPC、やっぱり調子悪い気がする)、とりあえずこれで勘弁してください。
「1」のフォームは、以前確認したこのコモン・コードのフォームを変形したものだと思われます。
0 | E | A | D | G | B | E | |
A | C | ||||||
F# | B | E | A | F# |
変形というか、ほとんど同じです。バスのAを書き込むかどうか、だけの違いです。
次のフォームです。
2 | F# | B | E | A | F# | |||
3 | G | C | D | G | ||||
B | F# | B | ||||||
5 | A | D | G | C | E | A | ||
C | ||||||||
7 | B | E | A | D | F# | B |
こちらを「2」のフォームとしておきます。
ご覧のように非常にワイド・ストレッチとなりますが、各音のインターバルは非常に狭く、「1」とは対照的です。こちらの元となったとおぼしきコモン・コードのフォームはありませんので、やはり、コモン・コードのフォームはポジションを割り出す手がかり程度に捉え、実際のフォームは指板全体を眺めて、必要なコード・ノートを探すことになるようです。
では、続いて「3」のフォーム。
3 | F# | B | E | A | F# | |||
3 | G | C | D | G | ||||
B | F# | B | ||||||
5 | A | D | G | C | E | A |
こちらも、元になったと思われるコモン・コードのフォームが見あたりません。
Dから見たP5のAが省略されており、Allegro2007ではコード・ネームを解析できませんでした。それでも、P5の省略は比較的一般的ですし、バスもルートと合致しているので、一般的に「D7」で通用するかと思います。
では、D7の最後に「4」のフォーム。
4 | A | F# | B | E | A | F# | ||
3 | G | C | D | G |
こちらは、以前確認したコモン・コードのフォームに全く同一のものがありました。
- D11: 1弦3フレットのGを付加
実際上で見た「1」「2」「4」のフォームについては、リーディング・ノートが1フレット上がっただけのフォームが紹介されています。「1」「2」については省略します。
ですが、「4」の変形は確認しておきます。というのは、ホールズワースがここで説明なしに"delayed 3rd"という用語を図に示しているからです。フォームの番号は「4'」としておきます。
4' | A | ○ | delayed | ||||||
F# | B | E | A | F# | 3rd | ||||
3 | G | C | D | G |
「4」からの変更点は、リーディング・ノートの他に、4弦の解放が指示されていることです。ルートのDに当たります。
さて、その上で"delayed 3rd"とは何なのでしょう? 指板の図を見た限りではGをF#に声部進行させて、解決させることで、3rdの登場が遅れる、ということになりそうです。
Allegroによるコード・ネーム解析ではD7sus4/Cとなっていますが、sus4のsusについては、オイラの知る限りでは「サスペンダーでズボンを吊るように、3rdが吊られて4度になったもの」という説明が一番古いのですが(学部生時代に読んだ本にそういった解説があったと記憶している。もう20年近く前になりますね)、その後水野正敏の本で、全く違う説明を目にしました。こちらの本です。
susは、日本語では「繋留音」に当たるもので、声部進行に関わるようなのです。
水野の解説を引用しておきます(p.139)。
sus4の「sus」は「suspension英語(サスペンション)」の略で「サスフォー」といい、前のコードの構成音を次のコードまで残すという音楽用語の「掛留」という意味です。掛留という機能としては、後述するⅡm7─Ⅴ7でも出てくるのですが、この場合は「sus4」と「4度を留める」と明記しているコードです。
つまり、本来なら普通に3度堆積された音に声部進行するはずなのに、手前のコードから繋留される音が存在するため、ルートは進行してしまっている中、その繋留音だけが残存するため、この繋留音が進行先のルートから見て4度になっている、というわけです。ホントは水野の解説を譜例も一緒にもっと長く引用した方が分かりやすいのですが、ご関心の向きは是非上の水野の書籍をご購入ください(なお、水野は解説していませんが、このような形でとどまった繋留音が、侵攻先のルートから見てM2になる場合として、sus2なるコードも存在するようです)。すると、sus4のコードに含まれる4度の音は、いずれ声部進行して、本来の3度に解決しなければならない、ということになるでしょう。よって、本来ならとっくの昔に登場していなければならない音が、繋留音によって登場が遅れることになるのでしょうか? その意味で、ホールズワースは"delayed 3rd"と言っているのでしょうか?
だとすれば、「4'」→「4」のフォームで繋留音が解決されるってことになりそうですが……
だったら「1」「2」を変形したフォームについてもdelayed 3rdの注釈があっても良さそうですが、「4'」にしか書き込まれていないんですよね。また、それこそ繋留ですから、「D11」ではなく「Dsus4」と書いて良さそうなものです。
釈然としない点も残りますが、ともかく次のコードを確認しましょう。
5 | 3 | G | C | D | G | |||
B | F# | B | ||||||
5 | A | D | G | C | E | A |
こちらにもM3のF#が含まれていないため、むしろD7sus4にあたり、バスがAですからD7sus4/Aとなります。
6 | 3 | G | C | D | G | |||
B | F# | B | ||||||
5 | A | D | G | C | E | A |
これはちょっと面白いコードですね。F#が含まれていないのでsus4系のようですが、EがあるのでM2、テンションで言う9もあるため、Cのm7、Eの9、Gの11ときっちりテンションが揃っており、テンション系とも言えそうです。また、C E GとCメジャー・トライアドが基本形でできあがっていますし、その下に、分母としてDがある、と言ってもいいでしょうし、このDはCから見たM2ないし9ですからね。
今回はここまで。
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COMMENT
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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