×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
趣味でベースは弾くものの、ギターは弾けないし、楽理にも疎いオイラが、ホールズワース的な発想を少しでも理解したくて始めた「Just for the Curious ノート」シリーズ。元ネタのDVDと本はこちらっ
今回は、Scale#3: A minor (maj7, b6)を取り上げます。extensionについてはまだまだ解決していませんが、とりあえず読み進めます。
趣味でベースは弾くものの、ギターは弾けないし、楽理にも疎いオイラが、ホールズワース的な発想を少しでも理解したくて始めた「Just for the Curious ノート」シリーズ。元ネタのDVDと本はこちらっ
今回は、Scale#3: A minor (maj7, b6)を取り上げます。extensionについてはまだまだ解決していませんが、とりあえず読み進めます。
Scale#3: A minor (maj7, b6)
まず、これまでの流儀で、スケールの「シンボル」から中身、スケール・ノートを考えてみます。
A minorとあるので、まずはAmトライアドを考える。これにM7とm6を加える。残る2nd, 4th, 5thはそれぞれ一般的な音として、M2, P4, P5を補填する。すると、以下のようになりそうです。
はい、これで合ってますね(p.9)。
このスケールも、五線譜に記譜する際にはちょっと困りますね。シャープがGに付くからです。ただ、階名で考えるとG#はソ#ですから、ナチュラル・マイナーに導音を取り込んだハーモニック・マイナーってことになります。ですから、Gに臨時記号で#を添えることになって、調号はなにも記さないKey C(よって、C maj.ないしA min.)を用いるのが最も妥当な気がします。
一般的な楽典では、ナチュラル・マイナーではトニックに解決しづらいので、7thを導音に変更することで解決しやすくしている、と言うことになると思います。すると、このスケールの存在意義は、マイナー・スケールでも機能和声論に適ったコード進行を作りやすくする点にあるんでしょうから、マイナー・スケールの「ダイアトニック・コード」という場合は、ほとんどはこのハーモニック・マイナーから構成されるコードを指すかと思います。
しかしホールズワースは、これまでも繰り返したように、スケールに始まりや終わりを認めない、つまり、トニックやトーナル・センターを認めないので、このスケールは、むしろこのスケールから構成されるコードが指定されているところで使えるコード・スケールとして位置づけるかと思います。そして、そのようなコードがまさにスケールの「シンボル」として使われていることになります。まずは、「シンボル」が示すコードをそのまま確認しておきましょう。
P5のEとm6のFは半音ですから、Fをオクターブ上に転回してもアボイドです。が、ホールズワースもスタングも、特にアボイドについては言及していません。
例によって、更にextensionを加えたものや、ルートがA以外のコードも、このスケールから構成できるとしているわけですが、いわゆるダイアトニック・コードのように、スケール・ノートのすべてをルートにしたコードを与えるわけではありません。今回は以下の2種類です。
Am9(#7)
E7(b9,#5)
Am9(#7)
相変わらずカッコにあるextensionをどう見なすか? という問題が残ってしまいますが、ともかく確認してみましょう。
コード・ネームにはm6やb13を示唆する記述がないので、Fは含まれません。譜例も右のようにFはどこにも記されていません。
extensionはカッコに示されるのですから#7とされているM7はextensionなんでしょうが、スケールの「シンボル」に照らせば、むしろ基本的なコード・ノートのような気もします。むしろ、テンションにあたる9こそextension扱いすべきようにも思えるのですが、飽くまで律儀にextension扱いするなら、むしろ所詮extension、なくてもよい、ということになります。すると、残りはAm(add9)となります。つまり、7thはないものの9が追加されたマイナー・コードに対応するコード・スケールとして、このA minor (maj7, b6)を使って良い、ということなんでしょうか?
E7(b9,#5)
もしかすると、このコード・ノートを確認することでextensionが少し分かるかもしれません。
E7(b9,#5)を一般的なコード・ネームと捉える場合は、カッコの中がテンションなのか、付加音なのか、などと言ったことは気にせず、なんと言うんでしょう、慣習に従って読みます。カッコに#5とあるなら、E7に含意されるEから見たP5は#5に変更になる、と見なします。しかし、スタングは可能なextensionをカッコで示しているため、E7が含意するP5はそのままに、そこに追加しうる、あるいはE7を更に拡張するために用いうるextensionとして、b9と#5の二つがあると言っていることになります(テクストを素直に読めば、そうなると思います)。
ところが、右に示すように譜例にはP5のBがなく、B#、すなわちCが記されています。
このため、カッコの中をextensionとして見なす必要が、実はないのではないか?? と言う気がしてきます。他方、そういう注釈を付けるのであれば、カッコに記された音を、考慮に入れてもいいし、入れなければ入れないで構わない、と言うことを言うために、extensionとの言い方をしているのかもしれません。実際、ここでの#5を取ると、E7からP5のBが加わりますが、これはこのスケール・ノートですから、スケールとは整合的です。
この観点から、改めてextensionを確認します。
b9のFはルートとm9なのでアボイドですが、ここでは可能なextensionとして示されています。
#5は上でも述べたように、もし一般的なコード・ネーム同様に考えて良いのであれば、むしろ付加音ではなく変化音として扱うことになるため、取り入れる場合はP5のBは除かれることとなるため、半音でぶつかることは考慮しなくて良いことになります。
ただ、敢えて論点先取を避け、極力虚心坦懐にテキストを読んできましたが、こうしたextensioinが、本来は問題にならないのが、ホールズワースの方法論のおもしろいところなのだと、おいらは思っています。
この辺りの詳しい話は、いずれ"Just for the Curious"の記述に沿って、読み進めることで取り上げることになると思います。
まず、これまでの流儀で、スケールの「シンボル」から中身、スケール・ノートを考えてみます。
A minorとあるので、まずはAmトライアドを考える。これにM7とm6を加える。残る2nd, 4th, 5thはそれぞれ一般的な音として、M2, P4, P5を補填する。すると、以下のようになりそうです。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
A | B | C | D | E | F | G# | |||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
はい、これで合ってますね(p.9)。
このスケールも、五線譜に記譜する際にはちょっと困りますね。シャープがGに付くからです。ただ、階名で考えるとG#はソ#ですから、ナチュラル・マイナーに導音を取り込んだハーモニック・マイナーってことになります。ですから、Gに臨時記号で#を添えることになって、調号はなにも記さないKey C(よって、C maj.ないしA min.)を用いるのが最も妥当な気がします。
一般的な楽典では、ナチュラル・マイナーではトニックに解決しづらいので、7thを導音に変更することで解決しやすくしている、と言うことになると思います。すると、このスケールの存在意義は、マイナー・スケールでも機能和声論に適ったコード進行を作りやすくする点にあるんでしょうから、マイナー・スケールの「ダイアトニック・コード」という場合は、ほとんどはこのハーモニック・マイナーから構成されるコードを指すかと思います。
しかしホールズワースは、これまでも繰り返したように、スケールに始まりや終わりを認めない、つまり、トニックやトーナル・センターを認めないので、このスケールは、むしろこのスケールから構成されるコードが指定されているところで使えるコード・スケールとして位置づけるかと思います。そして、そのようなコードがまさにスケールの「シンボル」として使われていることになります。まずは、「シンボル」が示すコードをそのまま確認しておきましょう。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
A | B | C | D | E | F | G# | |||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
P5のEとm6のFは半音ですから、Fをオクターブ上に転回してもアボイドです。が、ホールズワースもスタングも、特にアボイドについては言及していません。
例によって、更にextensionを加えたものや、ルートがA以外のコードも、このスケールから構成できるとしているわけですが、いわゆるダイアトニック・コードのように、スケール・ノートのすべてをルートにしたコードを与えるわけではありません。今回は以下の2種類です。
Am9(#7)
E7(b9,#5)
Am9(#7)
相変わらずカッコにあるextensionをどう見なすか? という問題が残ってしまいますが、ともかく確認してみましょう。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
A | B | C | D | E | F | G# | |||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
extensionはカッコに示されるのですから#7とされているM7はextensionなんでしょうが、スケールの「シンボル」に照らせば、むしろ基本的なコード・ノートのような気もします。むしろ、テンションにあたる9こそextension扱いすべきようにも思えるのですが、飽くまで律儀にextension扱いするなら、むしろ所詮extension、なくてもよい、ということになります。すると、残りはAm(add9)となります。つまり、7thはないものの9が追加されたマイナー・コードに対応するコード・スケールとして、このA minor (maj7, b6)を使って良い、ということなんでしょうか?
E7(b9,#5)
もしかすると、このコード・ノートを確認することでextensionが少し分かるかもしれません。
P1 | m2 | M2 | m3 | M3 | P4 | #4/b5 | P5 | #5/m6 | M6/dim7 | m7 | M7 |
E | F | G# | A | B | C | D | |||||
b9 | 9 | #9 | b11 | 11 | #11 | b13 | 13 | #13 |
E7(b9,#5)を一般的なコード・ネームと捉える場合は、カッコの中がテンションなのか、付加音なのか、などと言ったことは気にせず、なんと言うんでしょう、慣習に従って読みます。カッコに#5とあるなら、E7に含意されるEから見たP5は#5に変更になる、と見なします。しかし、スタングは可能なextensionをカッコで示しているため、E7が含意するP5はそのままに、そこに追加しうる、あるいはE7を更に拡張するために用いうるextensionとして、b9と#5の二つがあると言っていることになります(テクストを素直に読めば、そうなると思います)。
このため、カッコの中をextensionとして見なす必要が、実はないのではないか?? と言う気がしてきます。他方、そういう注釈を付けるのであれば、カッコに記された音を、考慮に入れてもいいし、入れなければ入れないで構わない、と言うことを言うために、extensionとの言い方をしているのかもしれません。実際、ここでの#5を取ると、E7からP5のBが加わりますが、これはこのスケール・ノートですから、スケールとは整合的です。
この観点から、改めてextensionを確認します。
b9のFはルートとm9なのでアボイドですが、ここでは可能なextensionとして示されています。
#5は上でも述べたように、もし一般的なコード・ネーム同様に考えて良いのであれば、むしろ付加音ではなく変化音として扱うことになるため、取り入れる場合はP5のBは除かれることとなるため、半音でぶつかることは考慮しなくて良いことになります。
ただ、敢えて論点先取を避け、極力虚心坦懐にテキストを読んできましたが、こうしたextensioinが、本来は問題にならないのが、ホールズワースの方法論のおもしろいところなのだと、おいらは思っています。
この辺りの詳しい話は、いずれ"Just for the Curious"の記述に沿って、読み進めることで取り上げることになると思います。
PR
COMMENT
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
忍者解析
クリック募金
Amazon.co.jp
最新記事
(03/12)
(03/07)
(03/07)
(01/27)
(01/25)
ブログ内検索
最新TB
画像を食べちゃうひつじパーツ