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詳しくは別なブログに書いたのですが
ここのところ、デスクトップ、ラップトップともに
Winの調子が悪いため、更新できずにいます
Ubuntuも使っているのだからそちらから
更新できそうなものなのですが
音楽関係をネタとしている本ブログでは
譜面を使うため、Winからの更新となります
そのWinの調子が悪いので
どうしても更新が滞ってしまいます
ここのところ、デスクトップ、ラップトップともに
Winの調子が悪いため、更新できずにいます
Ubuntuも使っているのだからそちらから
更新できそうなものなのですが
音楽関係をネタとしている本ブログでは
譜面を使うため、Winからの更新となります
そのWinの調子が悪いので
どうしても更新が滞ってしまいます
加えて、まだ確定ではないのですが
あるピアノ/キーボードの方と
もしかするとユニットを組むかもしれず
(もちろん趣味レベルですよ!)
そちら向けの作編曲が忙しくなったり
(別に義務でも何でもないのですが
こういうのってアイディアが沸いたときに
ちゃんと作業しておかないと、後で忘れてしまうので
単純作業と違って「1日30分」などと
区切って出来ることじゃないだけに
アイディアが沸いたときに他の用事・予定を
全て蔑ろにしてでやんなきゃならなくて
ここ数日他のことも全部ほったらかしになってます)
図書館に頼んだ本がまとまって用意されて
かなりの短期間に色々読まなきゃならなかったりで
こちらのブログで取り上げているシェーンベルクの本は
後回しになっちゃってます……
ただ、図書館で借りた本の中には
東川清一『旋法論』も含まれていて
旋法論 楽理の探究
東川といえば、彼の著作を読んだおかげで
それまでわけが分からなかったポピュラー系楽理の
入り口がようやく理解できるようになっただけではなく
移動ドvs.固定ドの論争における移動ド擁護が
理屈の上では各種用語の使い分けの上でも
実は必定にすっきりした議論になることも納得できたし
オイラに取っては東川様様でして
得にこちらはオイラのように楽理が分からないって方には
ぜひ読んでいただきたい本です
だれも知らなかった楽典のはなし
おいらが個人的に東川の議論でおもしろいと思い
共感し、踏襲している考え方は、色々あるのですが
大筋は次のようになります
・トライトーンを構成する2音は、階名で言うと「ファ」と「シ」である
・シャープは、その音が階名の「シ」であることを、フラットは「ファ」であることを示す記号である→調号のもっとも右側にある変化記号によってファとシに当たる音名が分かる
・「キー」とは階名のドが相当する音名を示すもので、「調」とは異なる
特に最後の点は「なるほど~」と目から鱗でした
例えば、調号に変化記号が全く使われていない場合
キーはCですが、スケールがC maj.か、A min.かは分かりません
ですから、キーとスケールは別物です
ところが、それこそポピュラーでは、英語で例えばKey of C maj.などと書くせいか
キーと調がごっちゃになってます
似たような混乱がクラシックというか、アカデミックなところでもあるようで
東川はそういった点をきっちり整理した上で説明します
『旋法論』は、どうもこのような「キーと調は違う」という話を更に掘り下げるようです
まぁ、そういった理屈が分かったところで
楽器や歌が上手くなる訳ではないんでしょうけど
素朴な話だと、臨時記号を使うとき、シャープとフラットのどちらにすべきか?
なんてことを考えるとき、その音がどこから取り出されてくるのか? を調べて
それに応じて書き分ける、というのが、一応今オイラがやっていることです
で、例えばハーモニック・マイナー由来のソ#に対応する音名は
この様な方針から当然臨時記号には#を使うのですが
その音がルートになる場合、Finaleの機能でコード・ネームを判定させると
なぜかルートがフラットを使っエンハーモニックに置き換えられるんですよね
まぁ、Finaleの不具合なのかもしれませんが、もしかすると
そのように判定されるべき理論的な立場があるのかもしれず
そういった理屈がまともに分かっていないと
書いた譜面が読みづらいとか、慣習に反してしまうとか
色々トラブルを起こすことにもなりかねない気がしています
ところが、巷に溢れる「絶対譜面が読める」と謳う本の類は
まぁ、「読める」と謳っているだけだからなのかもしれませんが
五線譜の正しい書き方や臨時記号の使い分けについて説明しているものが
まったくありません
少なくともオイラは見たことがないです
東川が『旋法論』で論じていることはずっと専門的なことなんでしょうけど
旋法、つまりモードがどこから出てきて、どう表記されるか? なんてところから
臨時記号の使い分けの話も自ずと明らかになるんじゃないか?
なんて期待もあります
で、例えば東川が「ハ均へ調ファ旋法」というと
どうやらKey Cにおける軸音がFのリディアン、ということのようです
これをポピュラーでは「Fリディアン」と言うわけですが
いきなり文字で「Fリディアン」といわれても
このモードに属する音名のどれかに何らかの変化記号が付くのかどうか?
多分即座に分かる人って少ないと思います
東川はポピュラーで言うキーには「均」という訳語を当てていますが
ポピュラーの言い方で言えば、キー、スケール、モードを区別する訳です
考えてみれば、ポピュラーではこの辺り、かなり曖昧です
それこそ「ここではコード・スケールがミクソリディアンだ」なんて言うので
スケールを示すためにモードを述語とする訳です
まぁ、実用レベルで考えればルネサンスの昔にどうだった
なんてことを知ったところで五線譜の読み書きが楽になる訳でもないとでしょうけど
何となく慣習的にこんな語法になっている、といった経験則は
とんでもない誤解を拡大・拡散することにもなりかねないので
理屈はきっちり理解すべきだと思うんですよね
例えば、その昔オイラが組んでいたバンドのドラマー(一応プロ崩れ)が
この類の誤解をしていたんですよ
オイラが「メロディがアルペジオになっている」と言ったとき
このドラマー(ギターも弾ける)はギターでウェスタン/カントリーっぽいフレーズを弾き
「こんな感じ?」と問いかけてきたのです
つまり、このドラマーは「アルペジオ」を「分散和音」という意味では理解しておらず
ウェスタン/カントリーにおける分散和音の弾き方に代表される
フレージングのスタイルだと理解していた訳です
まぁ、これは極端なれいかもしれませんが
もっと素朴な所では「トニック」と言えば「コード」と言い添えていなくても
主和音の意味になってしまうなど
用語が混乱しているせいで楽理も混乱しているって部分が相当ありそうで
だからこそ用語を整理するだけでもかなり楽理は理解しやすくなるかと
ともかく、そういう本を読んだりもしているので
シェーンベルクは後回しになっちゃいます
ただ、シェーンベルクが言うregionを理解する上で
ちょっと大切だと思えることを、今ついでに確認しておきます
それは、ダイアトニック・スケールを構成する各音の名前です
上で述べたように、ポピュラーでは「コード」と言い添えていなくても
文脈によらず、慣習で、「トニック」といえば主和音のことになります
ただ、本来「トニック」とは「主音」のことです
同じようなことはドミナント、サブドミナントでも起こりますが
これらもコードを添えてなければ本来は属音、下属音のこと
つまり、シングル・ノートを意味するのであって
決してコードのことではない訳です
このように本来はダイアトニック・スケールの各音には名前があるものの
今日生き残っているのはこの3種、あとはせいぜい「導音」くらいのものです
ところが、シェーンベルクが言うregionには
このダイアトニック・スケール各音の名前が絡んでいます
メジャーにせよマイナーにせよ、ダイアトニック・スケールは7音からなりますが
各音の名前はこうなります
シェーンベルクがtoneとする概念はむしろnoteのはずですが
それでもこの名前、覚えると分かりやすい
メジャー・スケールを階名で考えると
ドがトニックなのは良いとして
そこから上行で5番目の音であるソはドミナント
下行で5番目の音であるファはサブドミナント
ファは上行で数え直すと4番目
つまり、下行で考える音には「サブ」が付く訳だ
よって、上行で3番目のミを「メディアント」と言うなら
下行で3番目のラは「サブメディアント」
ラは上行で数え直すと6番目
という訳で、まとめると上のようになる
シェーンベルクが考えるregionとは
どうも近親調を拡大解釈したもののようで
regionから借用できる音は、結局はトニックの調性に含まれる
なんて考え方になるようですが、詳しくはいずれまた
ともかく、東川のおかげで基本的な用語はかなり整理されたし
東川が使う用語を英訳すると、実はポピュラーで登場する
カタカナ語になることが分かって以来
なまじっかポピュラー系の楽理本を読んで混乱するくらいなら
クラシック系の楽理本の方がむしろ整理されているのでは??
と思うようになったほど
しかも、その東川の『旋法論』なら
オイラには読まない理由がありません
いずれ、読んだら部分的にであれ
このブログで紹介するともあると思いますが
とりあえずシェーンベルクはしばらく中断、ということで
あるピアノ/キーボードの方と
もしかするとユニットを組むかもしれず
(もちろん趣味レベルですよ!)
そちら向けの作編曲が忙しくなったり
(別に義務でも何でもないのですが
こういうのってアイディアが沸いたときに
ちゃんと作業しておかないと、後で忘れてしまうので
単純作業と違って「1日30分」などと
区切って出来ることじゃないだけに
アイディアが沸いたときに他の用事・予定を
全て蔑ろにしてでやんなきゃならなくて
ここ数日他のことも全部ほったらかしになってます)
図書館に頼んだ本がまとまって用意されて
かなりの短期間に色々読まなきゃならなかったりで
こちらのブログで取り上げているシェーンベルクの本は
後回しになっちゃってます……
ただ、図書館で借りた本の中には
東川清一『旋法論』も含まれていて
旋法論 楽理の探究
東川といえば、彼の著作を読んだおかげで
それまでわけが分からなかったポピュラー系楽理の
入り口がようやく理解できるようになっただけではなく
移動ドvs.固定ドの論争における移動ド擁護が
理屈の上では各種用語の使い分けの上でも
実は必定にすっきりした議論になることも納得できたし
オイラに取っては東川様様でして
得にこちらはオイラのように楽理が分からないって方には
ぜひ読んでいただきたい本です
だれも知らなかった楽典のはなし
おいらが個人的に東川の議論でおもしろいと思い
共感し、踏襲している考え方は、色々あるのですが
大筋は次のようになります
・トライトーンを構成する2音は、階名で言うと「ファ」と「シ」である
・シャープは、その音が階名の「シ」であることを、フラットは「ファ」であることを示す記号である→調号のもっとも右側にある変化記号によってファとシに当たる音名が分かる
・「キー」とは階名のドが相当する音名を示すもので、「調」とは異なる
特に最後の点は「なるほど~」と目から鱗でした
例えば、調号に変化記号が全く使われていない場合
キーはCですが、スケールがC maj.か、A min.かは分かりません
ですから、キーとスケールは別物です
ところが、それこそポピュラーでは、英語で例えばKey of C maj.などと書くせいか
キーと調がごっちゃになってます
似たような混乱がクラシックというか、アカデミックなところでもあるようで
東川はそういった点をきっちり整理した上で説明します
『旋法論』は、どうもこのような「キーと調は違う」という話を更に掘り下げるようです
まぁ、そういった理屈が分かったところで
楽器や歌が上手くなる訳ではないんでしょうけど
素朴な話だと、臨時記号を使うとき、シャープとフラットのどちらにすべきか?
なんてことを考えるとき、その音がどこから取り出されてくるのか? を調べて
それに応じて書き分ける、というのが、一応今オイラがやっていることです
で、例えばハーモニック・マイナー由来のソ#に対応する音名は
この様な方針から当然臨時記号には#を使うのですが
その音がルートになる場合、Finaleの機能でコード・ネームを判定させると
なぜかルートがフラットを使っエンハーモニックに置き換えられるんですよね
まぁ、Finaleの不具合なのかもしれませんが、もしかすると
そのように判定されるべき理論的な立場があるのかもしれず
そういった理屈がまともに分かっていないと
書いた譜面が読みづらいとか、慣習に反してしまうとか
色々トラブルを起こすことにもなりかねない気がしています
ところが、巷に溢れる「絶対譜面が読める」と謳う本の類は
まぁ、「読める」と謳っているだけだからなのかもしれませんが
五線譜の正しい書き方や臨時記号の使い分けについて説明しているものが
まったくありません
少なくともオイラは見たことがないです
東川が『旋法論』で論じていることはずっと専門的なことなんでしょうけど
旋法、つまりモードがどこから出てきて、どう表記されるか? なんてところから
臨時記号の使い分けの話も自ずと明らかになるんじゃないか?
なんて期待もあります
で、例えば東川が「ハ均へ調ファ旋法」というと
どうやらKey Cにおける軸音がFのリディアン、ということのようです
これをポピュラーでは「Fリディアン」と言うわけですが
いきなり文字で「Fリディアン」といわれても
このモードに属する音名のどれかに何らかの変化記号が付くのかどうか?
多分即座に分かる人って少ないと思います
東川はポピュラーで言うキーには「均」という訳語を当てていますが
ポピュラーの言い方で言えば、キー、スケール、モードを区別する訳です
考えてみれば、ポピュラーではこの辺り、かなり曖昧です
それこそ「ここではコード・スケールがミクソリディアンだ」なんて言うので
スケールを示すためにモードを述語とする訳です
まぁ、実用レベルで考えればルネサンスの昔にどうだった
なんてことを知ったところで五線譜の読み書きが楽になる訳でもないとでしょうけど
何となく慣習的にこんな語法になっている、といった経験則は
とんでもない誤解を拡大・拡散することにもなりかねないので
理屈はきっちり理解すべきだと思うんですよね
例えば、その昔オイラが組んでいたバンドのドラマー(一応プロ崩れ)が
この類の誤解をしていたんですよ
オイラが「メロディがアルペジオになっている」と言ったとき
このドラマー(ギターも弾ける)はギターでウェスタン/カントリーっぽいフレーズを弾き
「こんな感じ?」と問いかけてきたのです
つまり、このドラマーは「アルペジオ」を「分散和音」という意味では理解しておらず
ウェスタン/カントリーにおける分散和音の弾き方に代表される
フレージングのスタイルだと理解していた訳です
まぁ、これは極端なれいかもしれませんが
もっと素朴な所では「トニック」と言えば「コード」と言い添えていなくても
主和音の意味になってしまうなど
用語が混乱しているせいで楽理も混乱しているって部分が相当ありそうで
だからこそ用語を整理するだけでもかなり楽理は理解しやすくなるかと
ともかく、そういう本を読んだりもしているので
シェーンベルクは後回しになっちゃいます
ただ、シェーンベルクが言うregionを理解する上で
ちょっと大切だと思えることを、今ついでに確認しておきます
それは、ダイアトニック・スケールを構成する各音の名前です
上で述べたように、ポピュラーでは「コード」と言い添えていなくても
文脈によらず、慣習で、「トニック」といえば主和音のことになります
ただ、本来「トニック」とは「主音」のことです
同じようなことはドミナント、サブドミナントでも起こりますが
これらもコードを添えてなければ本来は属音、下属音のこと
つまり、シングル・ノートを意味するのであって
決してコードのことではない訳です
このように本来はダイアトニック・スケールの各音には名前があるものの
今日生き残っているのはこの3種、あとはせいぜい「導音」くらいのものです
ところが、シェーンベルクが言うregionには
このダイアトニック・スケール各音の名前が絡んでいます
メジャーにせよマイナーにせよ、ダイアトニック・スケールは7音からなりますが
各音の名前はこうなります
- Tonic
- Supertonic
- Mediant
- Subdominant
- Dominant
- Submediant
- Leading Tone
シェーンベルクがtoneとする概念はむしろnoteのはずですが
それでもこの名前、覚えると分かりやすい
メジャー・スケールを階名で考えると
ドがトニックなのは良いとして
そこから上行で5番目の音であるソはドミナント
下行で5番目の音であるファはサブドミナント
ファは上行で数え直すと4番目
つまり、下行で考える音には「サブ」が付く訳だ
よって、上行で3番目のミを「メディアント」と言うなら
下行で3番目のラは「サブメディアント」
ラは上行で数え直すと6番目
という訳で、まとめると上のようになる
シェーンベルクが考えるregionとは
どうも近親調を拡大解釈したもののようで
regionから借用できる音は、結局はトニックの調性に含まれる
なんて考え方になるようですが、詳しくはいずれまた
ともかく、東川のおかげで基本的な用語はかなり整理されたし
東川が使う用語を英訳すると、実はポピュラーで登場する
カタカナ語になることが分かって以来
なまじっかポピュラー系の楽理本を読んで混乱するくらいなら
クラシック系の楽理本の方がむしろ整理されているのでは??
と思うようになったほど
しかも、その東川の『旋法論』なら
オイラには読まない理由がありません
いずれ、読んだら部分的にであれ
このブログで紹介するともあると思いますが
とりあえずシェーンベルクはしばらく中断、ということで
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COMMENT
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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