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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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シェーンベルクを中断して現在読んでいるこちら


旋法論 楽理の探究

難しくて所々何を言ってるのかが分からないこともありますが
非常に面白い!

まだⅡ章の途中までしか読んでいないものの
教会旋法からいわゆる長調や短調がいかに生じたか?
なんて話が出てきています


おいらが読んだ限りではそのポイントは
次の2点に集約してよい気がします
  1. 導音が求められたこと
  2. 終止のコードがメジャーであることが求められたこと
導音とは、トニックの半音下の音です
ポピュラーでは、モードにおける軸音(トーナル・センター)とされる概念を
クラシック、というか、アカデミックな世界では、あるいは東川が勝手に?
トニック、と呼んでいますが
終止する音でもあるからか、「フィナリス」ともいうみたいです

ともかく、モードでもトニックで終止するために
そこへいく弾みをつける、とでもいうのか、導音が求められると
7度の音がマイナーのモードでも、シャープが付いて導音とされます
また、終止のコードがメジャーであることが求められると
マイナー系モードの3度の音もメジャー化します

これがドリアンで起こったらどうなるのか?

今日的にはモードの軸音はどの音でもよいのですが
教会旋法ではドリアンのトニックはDだったので
ドリアンはこういうスケールになります

D E F G A B C

トニック・コードのトライアドはDmになるので
これをメジャー化するにはF#が必要になる
さらに、導音が求めりられてC#も登場する

D E F# G A B C#

これ、D maj.ですよね?

フリジアンならどうか?
やはり教会旋法ではトニックはEに固定されて
こうなります

E F G A B C D

上の2点だけで考えると、こうなります

E F G# A B C D#

これだとF-G#間が増2度になってしまうので
結局はF#に変更され

E F# G# A B C D#

6度のCはそのままですが
これでE maj.にずいぶん近づきますね

すると、モードが今日のようなスケールに修練していくのは
多声部化に伴い協和音が求められることで
モードの音が変化した結果、ということになりそうです

おいらにはこの手の話、実に面白い!

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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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