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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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Structural Functions of Harmony  

いやぁ、ホントのんびりやってるな
前回確認した譜例はどういう意味で
successionなのかが分からずじまいだったし……(T^T)

まぁ、でもめげずに見ていこう
どうせ趣味だしっっ

最後の譜例はシューベルトのようなんだが
Am Meerって、なんだろね?
Google翻訳によると「海で」なんだけど
シューベルトにそういう曲あるの??
ともかく、これ

1f.jpg

同じ小節の繰り返しになってます
全音符で鳴らしっ放しの音がありますね
オクターブが違うだけで全部C
その上で2部音符で前半に登場するのが
Ab, D#, F#
うーん、変化記号が混在していて音程を数えにくいので
素直に表を使おう!

P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
Ab       C     D#     F#  
バスはCなので、Ab7/C

後半の2部音符は
Gがオクターブ違いで重なりつつ
他にE、だけ
ただ、全音符で鳴りっ放しのCがあって
このCがバスなので、Cメジャー・トライアド、ですね

さて、CがⅠなのは分かるとして
となるとスケールはC maj.だな
C maj.におけるAbってなんだろね?

おいらの中途半端なポピュラーの知識で考える限りでは
コード・クォリティが「7」だとトライトーンが含まれるので
機能はドミナントってことになる
ただ、声部進行として考えると、上の行は
D#→E、F#→Gと半音上行することで
Cの3rdと5thに解決しているように見える
下の行はAb→Gの半音下行
ふむ
ただ、ドミナント・モーションとは言わないんだろうなぁ??

ローマ数字を見てみるとAb7/Cは「」となっているので
横棒の意味合いははっきりしないものの
何らかの理由でDm7かなにかの代理として位置づけられてる??
C maj.におけるDm7ならサブドミナント代理だよなぁ??

うーん……

とりあえずコード・ノートを比較してみるか

Dm7: D F A C
Ab7: Ab C D# F#

そりゃ、変化記号を無視したらコード・ノートは同じだ
こう並べ替えればもっと分かりやすくなるよね

Dm7: D F A C
Ab7: D# F# Ab C

そうは言っても、4音中3音も変化していれば
代理というのもおこがましいのではないか??
って気がするんだけどね

まぁ、クラシックとポピュラーでは
ローマ数字の使い方も違うんだろうけど
機能和声自体はラモー由来だから本来クラシックの概念だよなぁ?
それを、シェーンベルクが例え自分なりの理解に沿って
successionとprogressionを区別するに至ったとしてもだ
シェーンベルクは「これで読者は分かる」と思って書いたんだろうから
それを読んでも分からないとなると
ポピュラーで教えられている機能和声はラモーから
相当離れた解釈に基づいて整理され過ぎることで
本来の内実を維持していない可能性まで念頭に置くべき
だったりなんかして??

ともかく、Ab7のコード・ノートがどこから来たのか?
考えてみようか

上記のように声部進行として考えれば
解決先と半音違うだけ、なんだよな
Cは(シングル・ノートの)トニックだから
ある種調性の提示として強調されることで
変化音はきっとCとの対比も念頭に置かれて位置づけられている

D#はCから見ると増2度、か
でも、音程だけで考えれば短3度とも言えるから
別に濁りはしないってことになるかな
Abも短6度だしね
F#は#11だから、一応オルタード・テンションだけど
確か#11はナチュラル・テンションと同等に見なされなかったっけ?
すると、変化音はどれもCと相性がよい音ばかり、ってこと??

P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
C     D#     F#   Ab      

となると、音名の読み方には引っかかるものがあるにせよ
F#以外は同主短調からの借用、と考えるのがよさげ??

ところが、シェーンベルクは「」としてるんだよなぁ……

よし、では、Ⅱの3度上であるⅣで考えてみようか
つまり、Ⅱから三度堆積で5音積んだ上で
ルートのⅡを省略した、と考えてみる
結局中身はⅣだから、この場合FM7だな
こいつとAb7を比較してみる

FM7: F A C E
Ab7: F# Ab C D#

うーん、やっぱりC以外はどれも半音違いだ

上の範囲、オイラの勘違いです
つまり、Ⅱから三度堆積で5音積んだ上で
ルートのⅡを省略した、と考えてみる
なら、Ⅱの3度「下」のⅦをルートとして
5音積んでからルートを略さないと行けない訳ですが
オイラの勘違いで3度「上」で考えちゃいましたからね

では、Ⅱの3度「下」のⅦをルートとして
考えたらどーなるのか??
……ところが、これで5音重ねてルートを略したら
Dm7にしかならないので
いっそのことBm7(b5)を考えることにします

Bm7(b5): B D F A
Ab7: F# Ab C D#

む?? 並べ替えると……

Bm7(b5): F A B D
Ab7: F# Ab C D#

どの音も半音違いだなぁ
コモン・ノートがなくなった分
むしろ遠ざかったか(^^ゞ


もしかすると、サブドミナント機能について
オイラが理解すべきことを理解していないんだろうか??

ともかく、分からん!
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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