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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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現在読んでいるのはこの本です。

青山梓・渡邉鉄雄『いちばんやさしい和声学入門』

p.23の練習問題を解いています。
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現在読んでいるのはこの本です。



色々野暮用があって更新をサボってました(^◇^;) 図書館に予約した本や、書店に注文した本が一気にまとめて届いたりしたため、単純に読むのが忙しかったりしてます。いくつか流れがあって、
  • ひょんなことからプロティノスを読んでみる気になった。
  • プロティノスの大元と言えるプラトンの代表作をまともに読んでみる気になった。
  • 長谷川三千子の著作を読むことで、人権、民主主義、自由といった概念をまともに追ってみたくなった。
  • 自由との関わりで、学部生のときに取り組んだマイケル・ポランニーを読み返す気になって、『自由の論理』に手を出した。
と言ったところです。プロティノスの「一者」という概念とプラトンの善のイデアがどうつながっているのか? という点について、元々は素朴に同じものだと思っていたのですが、プロティノスを読んでみると、プラトン的な「イデアのイデア」としての「善のイデア」は、むしろプロティノスに言わせれば「多」になってしまいそうなのですよ。このため、プロティノスをネオプラトニズムとしてプラトンの亜流として捉えていては、読み誤ると思います。他方、プロティノスは確かにプラトンを意識してるだろうから、類似点と相違点をハッキリさせるにも、プラトンも読もうかな、と。

これとは別に、長谷川三千子の著作が面白かったので更に色々読んでみたら、どうも長谷川は「大人になる」とは「辛抱するようになる」ことと捕らえているようで、要は年とともに色んな責任も出てくるからわがままを抑えるべき、という、言ってしまえば実につまらない話をしている。ところが、これは人権をホッブズのレベルまでたどると、各自の権利の衝突による「万人の万人に対する闘争」となってしまうことを意識した上でのことで、伝統的・慣習的な、なんだ、元服だのなんだの? そういったライフ・ステージの節目に当たる儀式というのは、そういった闘争を避けて世の中を丸く収めるための知恵というか、そういったものに裏打ちされているという発想があるようなんですね。そこから、ジェンダーっていうんですかね? 社会的性差に基づく分業・協業ってのもあるんだから、男女共同参画などと称して長年培われてきたシステムを壊すのはダメだ、という考えになるようなんです。そういう意味では、野放図な自由を日本的伝統・慣習(挙げ句の果てには天皇への敬意なんて者までひっくるめて)を支持する話になるんですが、どうもこれが出来損ないの右翼的プロパガンダにも思えてしまう。

そこで、上で述べたようなプラトンの関心もあるので、『国家』を読み返すとか、社会契約論や人権思想をまともに追いかけるって課題もありそうなんですが、いくら何でも途方もない話になりそう。そこで、まだ学部生のときに読んだポランニーに戻ろうかと。ポランニーは自由をこの上なく肯定するんですが、そこには旧ソ連型の「計画」に基づく研究に対する強烈な反発が潜んでいる。これが巧く長谷川の話とつながるかどうかは分からないんですが、学部生のときは『暗黙知の次元』と『個人的知識』を中心に取り組んで、『自由の論理』は部分的に参照しただけなので、まともに頭から読んだら、ポランニーが言う「自由」っていうのは、どうもミルが言うような「人の迷惑にならなきゃ何やってもいい」的なものとは随分違うようだって感触もあって、はてさてどーしよう?

なんてことを考えている内に、和声学の話を完全に忘れてしまっていたため(^◇^;) 慌てて行進している次第。

で、p.23に入ります。練習問題なのですが、なんとも。。。
現在読んでいるのはこの本です。



「四声の連結」を終え、新しい単元に入ります。


p.22 ヘ長調の練習

これまで通り
  • トライアドに基づいて考える
ことになります。

念のため確認しておきますが、「主要三和音」の「三和音」は、「3つの和音」という意味ではなく、「トライアド」の意味です(^◇^;) 実は、オイラ自身がさっきまで勘違いしていたのです。p.22冒頭にこうありました。

ヘ長調の音階の各々の音の上に、三和音を作って、その主要三和音と副三和音を調べてみましょう。

これを読んで、主要三和音はトニック・コード、サブドミナント・コード、ドミナント・コードのことで良いとして、残る副和音は4つでは?? と一瞬戸惑ったんですよ。ただ、そもそも「三和音を作って」とあることから、「あ、そういうことか」と納得した次第(^◇^;)

「三音」が3rdのことですし、「三和音」も「3つの和音」でなく、トライアドのことですね(^◇^;)
現在読んでいるのはこの本です。



「四声の連結」を終え、次回からはこれまで扱ってきたC maj.から見たサブドミナント・スケールのF maj.やドミナント・スケールのG maj.で、これまで同様の連結を練習するようです。そういう意味では、次回以降当面は応用問題のようなもの。基礎中の基礎とでも呼べる部分はとりあえず終わったと思ってよいでしょう。もちろん上行ないし下行の5度進行や先取進行についての説明が『和声学入門』ではなされていませんし、ケーデンスの話も出てきていません。ダイアトニック・コードにおける代理コードの話などなど、これからまだまだいろんな話題は出てくることになるはずですが、与えられたメロディにコードを与えるもっとも基礎的な手順は、一応確認できたことになるようです。

他方、そのような基礎中の基礎の範囲で限定しても、どうも『和声学入門』の話しにはよく分からない部分があます。そういったところが今後説明されるのかもしれませんが、ともかくここまでやってきたことを振り返って、思うところを述べてみたいと思います。
現在読んでいるのはこの本です。



練習問題は、問題の抽象度が高くなり、『和声学入門』で明示的に示された規則だけでは溶けなくなってきています。他方、『和声学入門』自体が「むずかしい理屈は、ぬきにして、自分で試してみて、わかるように、読むところをできるだけ少なくし、実際に書いてみる本にしました。」(p.3)というスタンスなので、模範解答に関する解説もなく、言ってみれば〈なし崩し〉の面もあります。他方、オイラ自身規則を一部忘れるという失態も犯しています。

そこで、改めて『和声学入門』に明示的な規則、含意されていると思しき規則、別な典拠から取り入れた規則を確認します。

まず、明示的な規則(p.15)。
  1. お互いの和音に共通音があったら同じ位置で結ぶ。
  2. その他の音はなるべく近くへ、歌いやすいように流れるように進める。
  3. 共通音の無い(Ⅳ-Ⅴ)場合は、ベース音と上の三声が反対の方向へ進む。
  4. 三音の重複や省略はしないようにする。
  5. 平行八度、五度ができないようにする。
オイラなりにポピュラーの語彙を用いて言い換えると、こうなります。
  1. 繋げるコードにコモン・ノートがあったら、同じ音高に揃え、タイで繋ぐ。
  2. その他の音は、できるだけ滑らかに連結する。
  3. コモン・ノートが見つからない場合は、バスと他声部を反進行にする。
  4. 3rdは重複も省略も禁則。
  5. 平行8度、5度は禁則(だが、同じコードが続く場合はコード・ノート全てがコモン・ノートとなるので、この禁則には該当しない??)
番号は付いていませんが、こんな規則もあります(p.15)。

ベース音は、その和音の根音を用い、大きく離れたところへ進んでよい。

続いて、目下の所含意されている規則(一応ポピュラーの断片的な知識があるのでこんな具合にまとめられますが、『和声学入門』が読者として想定している小学5、6年だと、どう対応するんだろう?)。
  • 考える脈絡となるスケールは、C maj.
  • コードの選択肢はⅠ、Ⅳ、Ⅴの3種だけ。
  • トライアドの1音を重複させた4声で考える。
  • バス以外のヴォイシングは、バスを無視して考え、メロディをソプラノが担うようにクローズド・ヴォイスの転回形で処理する。
  • 冒頭は必ずⅠ。
  • 同じコードが複数小節続いても構わない(平行5度、8度の禁則には該当しない)。
外部の典拠から取り込んだ規則。
  • 5度の上行ないし下行が基本的な進行。
  • それでは処理できないところでは、先取進行(Ⅳ→Ⅴ)が可能。
では、練習問題の続きを解きます。今回の問題が、「四声の連結」の最後となります。
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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