忍者ブログ
楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この本を読んでいます。



現在クラシックでのコード表記について確認しています。今回は手短に。調べていて気づいたことがあったのです。

現在『和声の歴史』にある譜例から読み取ろうとしているのは、
  • コードが具体的な〈形〉で表記されている際に、それを示すアラビア数字の付け方がどうなっているのか?
です。これについて、ウィキペディアのエントリーを参照したいところなのですが、当方の環境では譜例を表示しようとするとエラーが出るため、記述と譜例を対照できずにいます。

そこで、何か情報はないかと検索してみたところ、『鍵盤生活』というブログに行き着きました。

上記のように、『和声の歴史』にある譜例とアラビア数字から、クラシック(むしろバロック?)では
  • 作曲者は、アラビア数字によってコードの特定の〈形〉を指定する
  • 演奏者は、その〈形〉とアラビア数字によって、ポピュラーでいう「ベース・ライン」を即興する
ものと考えていたのですが、上記『鍵盤生活』を見ると話の向きが逆のようなのです。すなわち、
  • 作曲者は、ポピュラーでいう「ベース・ライン」をヘ音譜表において既に固定して提示する
  • 作曲者は、その「ベース・ライン」の要所にアラビア数字をも提示する
  • 演奏者は、「ベース・ライン」と数字から、具体的なコード・ヴォイシングを即興する
ようなのです。要するに、
  • コードの〈形〉→(アラビア数字)→ベース・ライン
ではなくて、
  • ベース・ライン→(アラビア数字)→コード・ヴォイシング
という話のようなのです。

なお、慣習的かどうかがよく分からない言葉を使ったので、付言しておきます。

オイラが言う「コードの〈形〉」というのは、もしかすると(飽くまで「もしかすると」(^◇^;))ポピュラー系の英語ではchord shapeとされる概念の内実ではないか? とオイラが推測しているものです。具体的には、ポピュラーでは基本「形」、転回「形」というヤツです。クラ シックでは「形」ではなく「位置」という言い方をするようですから、恐らく基本形におけるバスが転回の結果どこに移動するか? を問題にするのでしょう。 対して、ポピュラーでは、コード全体の、それこそ〈形〉を問題にすることから、chord shapeとの言い方をするのではないか? と思われます。他方、オイラ自身はchord shapeに相当すると思しき日本語での慣習表現を見聞きしたことがないため、オイラが勝手に「コードの〈形〉」などと言っています。

あ と、これはポピュラーにおける慣習的な言い方ですが、もしかするとクラシックでは馴染みが薄いかもしれないのが「ヴォイシング」です。これは、上の〈形〉 や他のパートのラインとしての動きも踏まえた上で、具体的にどのように演奏するか? に関わる話で、クラシックで言うと「密集位置」とか「乖離位置」という言い方をする概念のことです。この二つに相当するポピュラーでの概念はそれぞれ「クローズド・ヴォイス」、「オープン・ヴォイス」に当たると思います。 どちらにするにしても、具体的にコードをどのようにして実現するか? を考えるのが、「ヴォイシング」です。

ともかく、以上のような「数字付き低音」の実情を知らないまま、『和声の歴史』で使われているアラビア数字がどういうものなのかを譜例から読み取ろうとしていたため、既に「数字付き低音」に馴染んでいる方がこのブログを読むと、「何をとんちんかんなことを書いてるんだ??」と思われるかもしれませんので、一応お断りしておきます。
PR
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS secret
TRACKBACK
TB URL
マイクロアドBTパートナーでおこづかいゲット!
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
Template by 小龍的徒話
JavaScript by Customize in Ninja Blog
忍者ブログ / [PR]