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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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GW、暦通りに休めるという珍しい事態も、給料日前で懐事情が良くなかったた上後半は雨続きだったので部屋でごろごろするだけで終わってしまいました。暇ならこりブログを更新しろよって話ですが(^◇^;) とりあえず休ませて頂きました。

で、ソルフェージュの本ですが、入手しました。



結論から言うと、悪い本ではないものの、オイラの目的には適いませんでした。

この本の良い点は、ポピュラーの人の間でも普及している固定ドを用いて、高校生以上の、そこそこ頭が固くなった大人でも抵抗なくこなせる訓練素材を厳選している点です。また、前書きを読むと、ソルフェージュの範囲は、どうも実践的な(五線譜を通じて人音楽のやり取りをする)意味合いでは音楽の全てと言っても過言ではなさげなのですが、だからこそ楽典や楽理には深入りせず(その代わり入り口までは案内する形で)、副題にある「読譜・リズム・視唱」に絞って書かれています。ここで言われている「読譜」は、音高の読み取りです。「リズム」は、拍やパルスといった基本的な概念の説明から始まる、連桁も踏まえた譜割りの読み取りです。「視唱」はは「読譜」「リズム」を踏まえて、五線譜を見て的確な音高で歌うことです。クラシックを前提にしているだけに、ポピュラーではまず見かけない各種音部記号も登場しますが、なかなか実践的です。

他方、オイラが「これはちょっと」と思えた点は、固定ド唱法を「ドレミ読み」としている点です。一応階名と音名の区別は説明しているのですが、その上で固定ドを採用するならそう言えば良いものを、「ドレミ読み」などと言うのですから、階名(移動ド)唱法等存在しない、ドレミで読むと言えばドレミ読み=固定ド読みしかあり得ない、との含意が滲んでるんですよね。しかも、ほんの5行程度の説明でこの話を済ませてるんですよね。イヤ、視唱の上で「ハニホ」や「エー・ビー・シー」はイマイチ、と言うのも分かるし(それでも中学1年で歌わされる「ABC」の歌だってあるんだから、英米式音名での視唱って、やってやれないことはない気もするんですけど)、だから音名代わりにドレミを代用するならそれで構わないんですが、階名や移動ドの存在を抹消するかのように「ドレミ読み」なんて言い方をするのはどうなんでしょう? 素直に「固定ド読み」とでも言えば済む話です。

後は、純粋にオイラの目的に照らすと、情報不足で事典的な使い方は出来ないってのは困りものですね。やはり個人的な意見ですが、1ページがA4くらいの大きさなので、自宅で使うには広げたときに場所を取りすぎるのは、やっぱり不便ですね。飽くまで、なんだ? 小学生が使うような言い方だと、ドリルやワークみたいな位置づけなので、譜面台に載せて使うことを考えているのかもしれませんが、その割には活字や譜例は小さくて、譜面台に載せてちょっと離れて読むのは不便かも? 机に座って読むには問題ないんですが、だったら新書版や単行本のようなサイズの方が持ち運びするにも便利。更に、ページ数が少なくてホントしては薄っぺら。背がすぐ折れそうです。そういう意味では、装丁はイマイチだと思います。

ただ、内容はいいですよ。固定ドを使っているとあらかじめ分かった上で使うなら、頭の固くなった大人にも使えるし、それでも十分初歩的なことから始めているので。オイラも、音高は英米式音名に読み替えてこれをきっちりやるべきなんだろうなぁ(^◇^;)
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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