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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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Allan Holdsworth

Harnessing momentum

by Anil Prasad

Copyright © 2008 Anil Prasad. All rights reserved.

 

 

そういえば、翻訳の続きをすっかり忘れてました(^^ゞ 随分久しぶりですが……


2007年にアランを何度かライブで見かけたけど、観客は君のプレイをとても気に入っていたんだ。なのに、どのライブでもプレイをやめて、観客に謝ることがあったね。君のプレイに対する観客の受け止め方と、君自身の評価との隔たりについてはどう思う?

音楽を楽しんで貰えて光栄だよ。観客ってたいていとてもいい人で、ホントに励まされるんだけど、自分に起こることを自分で捉える上では[as to what I perceive happening myself(註1)]、それって全く関係ないんだよね。これが唯一の判断基準だよ。できの善し悪しの違いは、謝るかどうかだね[The difference between a good and bad night is that I probably wouldn’t apologize.(註2)]。謝るのは年に1度じゃないかな? そんなこと滅多にないよ(笑)

君と共演したことのある、君のプレイが大好きなミュージシャン数人に聞いてみたんだけど、どうして君は自分にそんなに厳しいのか理解できないって言うんだ。いつだって君には感服する訳だからね。自分に厳しくすることで、自分の創造力の限界を広げようとしてるのかな?

23度そうしたことはあるよ。何かをプレイすると、以前のプレイに似てしまうことがあるから、大変なんだよ。同じことはしたくないし、繰り返さないことで「ホントにインプロヴィゼーションしてる」って気になるんだけど、「げっ、前にもこんなプレイしたぞ」って思うことがあるからね。だから、[新曲を作ろうとして録音したものから??]一度に23のトラックを消すんだよ。プラネットXのメンバー向けにかなりプレイしたんだ。アルバムの全曲でプレイするはずだったんだけど、結局2曲でしかプレイしなかったんだ。最初は7曲でプレイしたんだけど、ある晩にパブから帰宅してこの7曲を聴いたんだ。気に入らなかったから全部消しちゃったよ。翌朝、元のトラック[ホールズワースのギターが入っていない、いわゆるカラオケ]を聞き返さなきゃって思ったんだ。自分に何が出来るかを確かめようとしたんだけど、ぼーっとしちゃって。実際気分を変えて[I had actually reformatted the drives]、録音したものを送り直さなきゃならなかった[needed to get the material retransferred(註3)]んだけど、だからこそ一からやり直せたんだ。残念ながら、全曲を仕上げることは出来なかったんだ。おかしいよね。ジミー・ジョンソンはたまにうちに来て、確認するんだ。一緒にプレイしたものを、オレが全部消していないかどうか(笑) 分からないよ。いつも少しでも良くなればって思うし、そうすると終わるに終われなくなるんだ[it never is in the end.]。次第に諦めて「まぁ、こんなもんだろ」で妥協するんだ[You eventually just give up and go “Okay, I guess that’s it.”]。そうやってレコーディングを終わらせたら、後はもう絶対心配しないようにするんだ。数ヶ月みっちり取り組んで、それなりに仕上がれば、次へ進むんだ。

史上最も偉大なエレクトリック・ギタリストの一人として大勢の人から評価されているのは当然自覚しているよね。こういう反応をどう受け止めてる?

泣けてくるよ。人に喜んで貰えることが出来るって思えるのはいいことだよね。オレが音楽を続けているのは、音楽を愛しているからなんだと思う。周囲の評価については無視するしかないよ。到底自分がそういう存在だとは信じられないからね。自分がやってることしかできないし、前進し続けたいと思ってはいるよ。学ぶことで飛躍できそうに思えたら、物事がしばらく停滞したりする。イライラするよ、音楽には結論がないからね[because music is never-ending.]。一切を知り得ない。ミュージシャンとして即座に納得できるのは、これだけだよ──音楽について何も知り得なかったというのは、事実なんだ。「オレは色々知ってるゼ」って奴は誰だって、ホントは何も知らないと思うな。

これまでのキャリアを通じてギタリストとして遂げた進化をどう思う?

学び、研究し、実験し続けるよ。新たな情報を取り込み続けるのは、インプロヴィゼーションとは何らかの方法で既に知っていることを無意識のうちに解放することでなければならないと、常々考えているからなんだ。オレがプレイすることってたいていどんなものであれ、不可抗力なんだ。「こんなプレイをしよう」と思ってやったとしても、良い結果にはならないし。今取り組んでいることが自然に出てくるようになるまで、2年はかかるだろうね。だから、試行錯誤するに任せつつ、無理して結果を出さないようにするしかないんだ。

 

(註1happeningmyselfの間にtoが必要だと思うのだが……

(註2thatifの言い間違いでは?

(註3)カラオケに自分のプレイを録音したテープなどのメディアを、一旦はプラネットXに完成品として送ったものの、録音し直したものを改めて送り直した、ということだろう。

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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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