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前回の投稿を読み返したのですが、ちょいと論旨が分かりにくいですね。書いた本人が読み返して「ちょいと分かりにくい」からには、読者の方は「さっぱり分からない」ということになりかねません。そこで、補足しておきます。
差し当たり問題にしていたのは、リディアン・セブンス・スケールがどこからきたのか? です。というのは、林が裏ドミナント向けコード・スケールとして位置付けていたからです。ところが、表ドミナント向けコード・スケールとしてのオルタード・スケールを取り出すには、裏ドミナント向けにはミクソリディアンを担保しておかなければなりません。この矛盾はどのように解消されるのか? という話です。
差し当たり問題にしていたのは、リディアン・セブンス・スケールがどこからきたのか? です。というのは、林が裏ドミナント向けコード・スケールとして位置付けていたからです。ところが、表ドミナント向けコード・スケールとしてのオルタード・スケールを取り出すには、裏ドミナント向けにはミクソリディアンを担保しておかなければなりません。この矛盾はどのように解消されるのか? という話です。
これ、結論から言うとどうってことのない話だったのですが、前回の書き方ではそこがよく分からなかったと思いますので、改めて書いておきます。
話の順序としては、
よって、オルタード・スケールは、表コードの箇所で裏の響きを出す、という要請から構成されたものと捉えるわけです。
前回の話のポイントは、これを踏まえて、リディアン・セブンス・スケールは、逆に、裏コードの箇所で表の響きを出すために、オルタード・スケールを並べ替えたもの、と捉えればどうか? という話だったわけです。
十分に検討したわけではありませんが、裏でミクソリディアンを使うと、むしろある種の転調のように聞こえてしまうのかもしれません。そこで、元の調性に留まりつつ、裏を使っていることを示すには、表と裏が合わさった響きを使った方がよい、ということになるのではないか?
幸い、オルタード・スケールが表と裏を合わせたような響きなので、そのモード・並べ替えにも、その性質は引き継がれるでしょう。そこで、表ドミナントがトニック? のオルタード・スケールを、裏ドミナントから並べることで、そちらを裏ドミナント向けコード・スケールとしてリディアン・セブンス・スケールが位置付けられたのではないか?
……と、こういう話です。
このため、使い分けとしては
他方、リディアン・セブンス・スケールがオルタード・スケールのモード・並べ替えであり、オルタード・スケールがメジャー・スケールの脈絡におけるドミナント向けのコード・スケールとして構成されたものなのであれば、同じ作業をマイナー・スケールの脈絡で行い、コード・スケールを構成しても良さそうなものです。ところが、この作業を行って構成してみたスケールを市販の楽理本では見かけないことから、それだけオルタード・スケールやリディアン・セブンス・スケールは特殊なスケールと言うことになるのだろう、といった話もしたわけです。
これで、少しは話の見通しがよくなったかな??
なお、やはり前回書きましたが、こういうことを考えてアドリブ・ソロをプレイするというのが、オイラには実感の沸かない話なんですよね。「ここでドミナント・コードだ、オルタード・スケールが使えるぞ」とか考えてフレージングするものだろうか? それ以前にオイラは自分がメジャー・スケールを使っているかどうかも意識したことがなく、せいぜい「次の音は全音/半音離したい」程度の判断でフィンガリングしているんですよね(変な音を使いたければ短3度離すとか。そうか、そういう箇所はファとソ#になっていて、マイナーの脈絡だったってことなのかな?)。
そういう意味では、このブログで書いていることは、純粋に理論的な話(橋下府知事が一時期使った言い方だと「机上の空論」)です。ただ、それでもこういったことを考えることで、作曲に応用して、スケールを元ネタにうねうねしたメロディを作る、なんてことはできるかもしれません。
あるいは、それだけ裏的な響きはオイラがフレージングする上で使える語彙に入っていない、ということなのかもしれません。
あと、オイラは趣味でベースを弾くだけの素人です。ここに書いてあることは、市販の楽理本を読んで分からないことについて、自分なりに考えたことでしかありません。〈正規の〉理屈を知りたい方は、ちゃんと学校で習って頂いた方が良いと思います。別に俗説を流布したいんじゃなくて、「本を読んでも納得がいかない部分を、オイラならこう考えれば一応納得できる」「依然ここは分からない」ということを示しているだけなんです。もちろん、楽理の先生がこのブログを読んでいただければ、「初心者はこういうところが分からないんだな、だったら解説する本を書いてやろう」なんて形で参考にしていただけるかもしれません。
話の順序としては、
- 裏ドミナント向けコード・スケールは、そもそもはミクソリディアンである
- 表ドミナントの箇所で、裏的な響きを導入したい
よって、オルタード・スケールは、表コードの箇所で裏の響きを出す、という要請から構成されたものと捉えるわけです。
前回の話のポイントは、これを踏まえて、リディアン・セブンス・スケールは、逆に、裏コードの箇所で表の響きを出すために、オルタード・スケールを並べ替えたもの、と捉えればどうか? という話だったわけです。
十分に検討したわけではありませんが、裏でミクソリディアンを使うと、むしろある種の転調のように聞こえてしまうのかもしれません。そこで、元の調性に留まりつつ、裏を使っていることを示すには、表と裏が合わさった響きを使った方がよい、ということになるのではないか?
幸い、オルタード・スケールが表と裏を合わせたような響きなので、そのモード・並べ替えにも、その性質は引き継がれるでしょう。そこで、表ドミナントがトニック? のオルタード・スケールを、裏ドミナントから並べることで、そちらを裏ドミナント向けコード・スケールとしてリディアン・セブンス・スケールが位置付けられたのではないか?
……と、こういう話です。
このため、使い分けとしては
- 表ドミナント(Ⅴ、ソ)向けのダイアトニックなコード・スケール→ミクソリディアン
- 表ドミナント向けの、ノン・ダイアトニックを交えたコード・スケール→オルタード・スケール
- 裏ドミナント(bⅡ、レb)向けのノン・ダイアトニックなコード・スケール→ミクソリディアン
- 裏ドミナント向けの、ダイアトニックを交えたコード・スケール→リディアン・セブンス・スケール(ソ、すなわちⅤがトニック? のオルタード・スケールを、レbすなわちbⅡから並べ替えたモード)
他方、リディアン・セブンス・スケールがオルタード・スケールのモード・並べ替えであり、オルタード・スケールがメジャー・スケールの脈絡におけるドミナント向けのコード・スケールとして構成されたものなのであれば、同じ作業をマイナー・スケールの脈絡で行い、コード・スケールを構成しても良さそうなものです。ところが、この作業を行って構成してみたスケールを市販の楽理本では見かけないことから、それだけオルタード・スケールやリディアン・セブンス・スケールは特殊なスケールと言うことになるのだろう、といった話もしたわけです。
これで、少しは話の見通しがよくなったかな??
なお、やはり前回書きましたが、こういうことを考えてアドリブ・ソロをプレイするというのが、オイラには実感の沸かない話なんですよね。「ここでドミナント・コードだ、オルタード・スケールが使えるぞ」とか考えてフレージングするものだろうか? それ以前にオイラは自分がメジャー・スケールを使っているかどうかも意識したことがなく、せいぜい「次の音は全音/半音離したい」程度の判断でフィンガリングしているんですよね(変な音を使いたければ短3度離すとか。そうか、そういう箇所はファとソ#になっていて、マイナーの脈絡だったってことなのかな?)。
そういう意味では、このブログで書いていることは、純粋に理論的な話(橋下府知事が一時期使った言い方だと「机上の空論」)です。ただ、それでもこういったことを考えることで、作曲に応用して、スケールを元ネタにうねうねしたメロディを作る、なんてことはできるかもしれません。
あるいは、それだけ裏的な響きはオイラがフレージングする上で使える語彙に入っていない、ということなのかもしれません。
あと、オイラは趣味でベースを弾くだけの素人です。ここに書いてあることは、市販の楽理本を読んで分からないことについて、自分なりに考えたことでしかありません。〈正規の〉理屈を知りたい方は、ちゃんと学校で習って頂いた方が良いと思います。別に俗説を流布したいんじゃなくて、「本を読んでも納得がいかない部分を、オイラならこう考えれば一応納得できる」「依然ここは分からない」ということを示しているだけなんです。もちろん、楽理の先生がこのブログを読んでいただければ、「初心者はこういうところが分からないんだな、だったら解説する本を書いてやろう」なんて形で参考にしていただけるかもしれません。
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COMMENT
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
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