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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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こちらのノートを現在書いています。

前回、Gメジャー・スケールから取り出されたものと位置づけられるトライアドに対して、更にGメジャー・スケールに属する、トライアド以外の音(ただし、属していない音については変化音と位置づけた上で容認した上で)を加えていく、という作業を行いました。留意点を振り返っておきましょう。
  • メロディに当たる音を、リーディング・ノート(「導音」ではない)に位置づけ、コードのトップ・ノートとして固定する。
  • リーディング・ノートを「伴奏する」形で、他の音を選択する。
  • さしあたり、トップ・ノートをルートとし、今回はGとする。
  • よって、少なくともこのGをルートとしてトライアドを構成するコード・シェイプを確認する。
  • 指にゆとりがあれば、トライアドのコード・ノートは重ねる。
  • トライアドに他の音を加える場合は、トライアドのコード・ノートの一部を置き換えることもある(特に5thのD)。
こう言ったことに留意し、コード・ブックの写真や図を模倣するのではなく、指板上に展開する音の配列を見ることで、自力でコード・シェイプを考えよう、と言うのが、ここまでの話の筋です。

なお、リーディング・ノートを、今回はルートとしました。ここで、敢えてバンドでプレイすることを考えると、ルートをリーディング・ノートとするからには、バンドにおけるベースもメロディを奏でることになりそうなのですが、リーディング・ノートはコード・ノートのルートである必要はありません。3rdでも5thでもいいわけです。今のところ、当面ルートをリーディング・ノートに選んでいるだけです。

他方、この場合リーディング・ノートをコード・ノートのどれにするか? という問題も出てくることになります。これについてはどう処理するのか? 現在読んでいる限りでは、この点について説明がありません。オイラ自身こういった点を気に留めて、読み進めていこうと思います。

今回は、当初は前回の続きとして、更に色んな音をトライアドに加えた例を取り上げようと思っていたのですが、これまでのおさらいを上のようにまとめたこともありますので、話を先に進めたいと思います。

ここまで扱った範囲は、目次で言えば「序章」とでも言いますか、まだまだほんの入り口です。今回から、ようやく"Part 1"、第1部に入ります。

今回からGメジャー・スケールを例に、1弦でリーディング・ノートを奏でながら、上行する際のコード・シェイプを見ていきます。上で確認したように、リーディング・ノートはメロディですから、コード・シェイプでこのメロディを伴奏する事になります。

まず、Gメジャー・スケールを確認しておきます。

P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
G   A   B C   D   E   F#
  b9 9 #9 b11 11 #11   b13 13 #13  


これからコード・シェイプを確認していくのですが、メロディとなるリーディング・ノートに合わせてコード・シェイプが組み立てられていきますので、以下の記述は「リーディング・ノート」で見ていくことにします。


E, E#(=F)

1弦解放はEですから、まずはこのEをリーディング・ノートとしたコード・シェイプです。

トニックをルートとしてGを堅持した場合、Gから見たリーディング・ノートのEはM6です。このため、Gメジャー・スケールでEをリーディング・ノートとするコードとして、G6(ホールズワースは「Gmaj6」と表記)のコード・シェイプを考えます。

G6_1.jpg
  0 E A D G B E
A




C

F# B E A
F#
  3 G C

D G

コードにおけるバスとルートが一致はしているものの、単純な基本形のヴォイシングにはなっていません。それでもこれは、確かにG6です。セルの背景が水色なのはM3のBとP5のD、橙がルートのG、黄緑がリーディング・ノートで、今回はE、M6です。

なお、リーディング・ノートを1フレット高くしたら、リーディング・ノートは変化音のE#(=F)となります。ホールズワースは、リーディング・ノートがEの場合とE#(=F)の場合をまとめて紹介しているのですが、E#になると当然コード・ネームも変わるはず。ところが、E#の時のコード・ネームが紹介されていないんですよね。ホールズワースはE#を「+6」として扱っているので、M6がオーギュメンテッドしたもの、aug6と言うことになりますが、外延としてはm7となります。すると、このコード・シェイプはG7となりますね。ただ、ホールズワースはG7の例としては紹介していないどころか、G7自体を紹介していません。なぜだろう??

ともかく、G6の別な例を見ます。以下、リーディング・ノートを1フレット高くすると、G7になると言うことを念頭に置いてください。

G6_2.jpg
  0 E A D G B E
A




C

F# B E A
F#
  3 G C

D G

このシェイプでは、バスがM3のBとなっているため、G6/Bとの表記もできるかと思います。

今度は、基本形に合致するヴォイシングです。

G6_3.jpg
  0 E A D G B E
A




C

F# B E A
F#
  3 G C

D G
B


F# B

  5 A D G C E A


F#

リーディング・ノートを1弦2フレットのF#に置き換えるとG B Dの3音からなるGメジャー・トライアドにM7を加えることになるので、GM7となります。上で確認したG6の3種のシェイプで1弦のポジションを置き換えるだけです。

他方、この3種の変形ではないシェイプもホールズワースは紹介しています。

GM7.jpg
  0 E A D G B E
A




C

F# B E A
F#
  3 G C

D G
B


F# B

  5 A D G C E A

P5のDが省略されていますが、GM7に違いありません。また、バスにM7がありますので、GM7/F#とも書けるでしょう。しかし、低域で半音でぶつかる音、ギターで押さえられるんですね、こうして見ると。


次回も続けてGメジャー・スケールを上行するコードを見ていきます。
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男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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