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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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こちらのノートです。

自宅のパソコン、やはり調子が悪いため、買い換えなどについて色々検討しているため、更新が滞り気味ですが、地道に続けていきます。

やっていることは、ホールズワース独自の意味でのキーGマイナーに、Gマイナー・スケールから(オルタードを含む)リーディング・ノート(やはりホールズワース独自概念)を加えた際に、コモン・マイナー・トライアドがどのように変形されて、フォームが定まるのか? の確認です。

まずは、Gマイナー・スケールの確認。

P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
G   A Bb X C   D Eb E F F#
  b9 9 #9 b11 11 #11   b13 13 #13  


今回変形されるコモン・マイナー・トライアドはこちら。

Gm5.jpg
  5 A D G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

では、リーディング・ノートを加えていきます。

  • 1弦5フレットA: G minor 9
14bead65.jpg
  5 A D G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

ほとんどコモン・トライアドと代わりがありませんね。ということは、リーディング・ノートがBbの場合は……

ともかく、続きを見ましょう。


G_m_9_2.jpg
  5 A (D) G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

上のフォームに5弦、6弦と低音側に更に音を追加したフォームです。


  • 1弦6フレットBb: G minor
G_m_6.jpg
  5 A (D) G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

コモン・トライアドと同じフォームです。5弦にDを追加することも出来ますね。譜例のDをカッコに括るのを忘れてしまいました(^◇^;)


  • 1弦8フレットC: G minor 11
7フレットのBはGから見たM3ですので、マイナーにはフォーレンとの扱いで、オルタードとしても認められていません。このため、8フレットのCを付加したフォームを確認します。

G_m_11_1.jpg
  5 A (D) G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

ちなみにこれは、こちらのコモン・トライアドを変形したと見ることも出来ます。


Gm8.jpg
  5 A (D) G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

単純にこちらにリーディング・ノートを加えると、上のフォームになりますね。


G_m_11_2.jpg
  5 A D G C E A
C
Bb Eb

F Bb
  7 X E A D F# X
D
C F Bb Eb G C

先のフォームの4弦を、5フレットのGから8フレットのBbにしたものです。



ともかく、これまで確認したことから明らかですが、ホールズワースによるヴォイシング法は(ただし、コード・ネーム付のリードシートを見てバッキングをする場合、との限定付ですが)、
  • コード・ネームのテンションは、どうやら事実上無視し、基本的なコード・タイプ(これをホールズワースは「キー」と呼ぶ)を重視し、これに適ったコモン・トライアドを確実に押さえる。
  • リードシートにあるメロディをリーディグ・ノートとしてコモン・トライアドに加える。
  • ポジション選択は、メロディをリーディング・ノートとコモン・トライアドが組み合わせやすい場所となる模様。
ギターによるコード・ヴォイシング一般をそもそもオイラはよく分かりませんが(オイラ、エレクトリック・ベースしか弾けないんですよ)、機能和声が前提とするダイアトニック・コードの原則を、ホールズワースはどうやら無視しているようです。一般にテンションは「ルート」からの三度堆積と照らして位置づけられますし、このため、当のテンションに至るまでに三度堆積に適う音があれば、合わせて付加するのが原則です。たとえば、11thのテンションを加える場合は、m7、9thも当然加えられます。そういった間の音が不要であれば、その旨add11などの表記によって明示します。

ところが、ホールズワースはトライアドを優先し、リーディング・ノートがテンションであるかどうかはお構いなしにトップ・ノートに加え、その結果、それがルートから見てテンションだったらそう表記するというだけの話です。そういう意味では、ホールズワースが採用しているコード表記は、恐らく一般的なコード表記とはむしろ積極的に無関係と考えた方が良いように思われます。

だからこそ、リードシートにあるコード・ネームと「同じものを」"Melody Chords for Guitar"から探して、紹介されているフォームをプレイしても、必ずしも曲に合うとは限らないと思われます。


ともかく、ホールズワースによるヴォイシングの方法論はどうやら理解できたようなので、マイナー・スケールからのコード取り出しは、ここで中断し、次回からは、ホールズワースが「キー」との関わりで押さえるべきとする残りのスケールを見ておきましょう。
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べぇす
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男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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