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というわけで、更新方法も含めて色々試しながらやっていくので、コンテンツがマトモに伴うかどうかちょっと心配ですが……
YouTubeにアップされている矢野顕子『ラーメンたべたい』が、オイラには結構衝撃的なモノなので、この音遣いを分析しようってことで。。。
まずは問題の動画を。
とりあえず、歌詞でいう1番に相当する部分だけ採譜してみました。採譜した譜面は別なブログに貼り付けているのでそちらを参照してください。
で、分析なんですが、曲の分析ってどうやるものなのかさっぱり分からないので(^^ゞ 徒手空拳でやってみます。一般的な手法からはかけ離れているかも知れません。
曲で使われているスケールの判定方法なんですが、実はよく分からないんですよね。
ポピュラーでよく聞く方法は、コードを分析して、ドミナント・コードを探す。すると、この後にはトニック・コードが来て解決するので、そのトニック・コードの長短からスケールを判定できる。とまぁ、こんな方法なんですが、どうも今回問題にしている曲、ザッとオイラが耳コピーした限りではドミナント・コードが登場しないんですよね。もちろん、原曲では使われているのかも知れませんが、今回問題にしているバージョンはリーハモナイズだかなんだか分かりませんが(^^ゞ オイラが耳コピーした限りではやたらsus4が使われていて、トニック・コードがなんなのかがよく分からない。
そんなわけで、使われている音を記譜する上で、パッと見た感じ臨時記号(読みやすくするための「親切臨時記号」は除く)が最も少ないんじゃないか? と思しき調号を採用した上で、何となく聞いた感じがマイナー系のような気がする、というそれだけの理由で(^^ゞ 暫定的にG min.と仮定しておきます。
また、コードではなくて、シングル・ノートとしてのトニックをGとするのは、ベースにしてもボーカルにしても、採譜した範囲で最初に使ってる音がGだってのも有るんですよね。実際にはドラムに続いてイントロとしてベースがやってるフレーズを考慮していないので、根拠としては弱いのかな? 1番だけの採譜とはいえ、ボーカルの終止音はCですしね。
そんなわけで、作業仮説として、しっかりした根拠もなく、G min. として捉えてみます。
G min. 固有音では説明の付かない音もあるので、G min. を主調としたとき想定し得る近親調から、取り込めそうな変化音(派生音)を割り出してみます。
Ⅰ |
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Ⅱ |
bⅢ |
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Ⅳ |
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Ⅴ |
bⅥ |
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bⅦ |
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G |
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A |
Bb |
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C |
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D |
Eb |
(E) |
F |
(F#) |
T |
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SD |
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D |
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マイナーにはハーモニックとメロディックの変種があることから、s# の F#、f# の E をスケール・ノートに取り込めます。
また、トニックがG なので、ドミナントのD、サブドミナントのCをそれぞれトニックとした属調、下属調を考えます。
Ⅰ |
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Ⅱ |
bⅢ |
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Ⅳ |
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Ⅴ |
bⅥ |
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bⅦ |
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D |
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E |
F |
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G |
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A |
Bb |
(B) |
C |
(C#) |
Ⅰ |
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Ⅱ |
bⅢ |
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Ⅳ |
|
Ⅴ |
bⅥ |
|
bⅦ |
|
C |
|
D |
Eb |
|
F |
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G |
Ab |
(A) |
Bb |
(B) |
この二つのスケールの音を元のスケールに組み込んでみます。変化音がドミナント・スケール(属調)、サブドミナント・スケール(下属調)、どちらに由来するのか? について、3行目に記号で記しておきます。また、1行目のナッシュヴィル・ナンバリング・システムによるローマ字表記は、変化音の表記法に合わせておきます。
Ⅰ |
bⅡ |
Ⅱ |
bⅢ |
Ⅲ |
Ⅳ |
#Ⅳ |
Ⅴ |
bⅥ |
Ⅵ |
bⅦ |
Ⅶ |
G |
Ab |
A |
Bb |
B |
C |
C# |
D |
Eb |
(E) |
F |
(F#) |
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SD |
|
|
D, SD |
|
D |
|
|
|
|
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採譜した音は全てこれで記譜できたので、やはりこの曲はG min. の曲である公算が高いと思います。
次回からは、ちょっとずつ分析していきます。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。