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いろいろな経緯を経て、現在読んでいるのはこの本です。
小学5、6年以上向けの本ですから、和声のホントに基本の基本が分かるものと期待しています。この本で使われているタームはクラシック系のものですが、オイラが内容を紹介する際は特に断らずポピュラー系のものに置き換えています。
前回までのポイントはごく単純なものです。
よくよく考えれば、「どうして2度で重ねたらいけないのか?」とか、いくらでも疑問は出てくるのですが、なにせ小学5、6年以上向け。細かいところは理屈抜きです。それでも、述べられていることは有効でしょうし、音大などでは更に細かい話が登場したり、音響物理学(?)に沿った倍音列との関わりが問題とされたりするのであれば、趣味レベルで音楽に取り組む実用を重視すれば、こうした規則が「実感」と照らして納得できるかどうか? これこそが大切でしょう。
そこで、今回は上でまとめた、コード・ノートの重複に関する規則に納得できるかどうかを、p.11の練習問題を実際に解くことで、検討してみます。
小学5、6年以上向けの本ですから、和声のホントに基本の基本が分かるものと期待しています。この本で使われているタームはクラシック系のものですが、オイラが内容を紹介する際は特に断らずポピュラー系のものに置き換えています。
前回までのポイントはごく単純なものです。
- コードは三声以上を三度堆積させたもの。
- ただし、トライアドから5thを省略した「二和音」も認める → メジャー/マイナー・トライアドから1声省略する場合は、5th。
- メジャー・トライアドを1声重複する場合は、ルートがベスト、5thが次善策、3rdはNG。
よくよく考えれば、「どうして2度で重ねたらいけないのか?」とか、いくらでも疑問は出てくるのですが、なにせ小学5、6年以上向け。細かいところは理屈抜きです。それでも、述べられていることは有効でしょうし、音大などでは更に細かい話が登場したり、音響物理学(?)に沿った倍音列との関わりが問題とされたりするのであれば、趣味レベルで音楽に取り組む実用を重視すれば、こうした規則が「実感」と照らして納得できるかどうか? これこそが大切でしょう。
そこで、今回は上でまとめた、コード・ノートの重複に関する規則に納得できるかどうかを、p.11の練習問題を実際に解くことで、検討してみます。
譜例は全てC maj.を前提としたダイアトニック・コードで記されており、重複の例はCメジャー・トライアドの変形で示されています。
上で述べたように、重複はルートがベスト、5thが次善策、3rdがNGとされています。これを踏まえてp.11には練習問題が提示されまして、3種のコードが示されます。3種とも、ルートとベースはCに統一されているため、ポピュラー的にはどれも「C」のコードです。譜例を提示するに当たって、便宜のために番号を振っておきます。練習問題の内容は、「次の重複でいちばんよいものに○、次の良いものに△、悪いものには×を付けてください」というものです。
クリックすれば別窓に大きな画像が出ますよ。
ともかく、それぞれのコード・ノートを低い方から並べると以下のようになります。
練習問題は続きます。「次の四声は何を(根音、三音、五音)重ねたものですか」と言うもので、譜例はこちら。やはり区別の便宜を図って、こちらで番号を振りました。
上と同じ要領で、コード・ノートを確認しておきます。
今回はどの音を重ねているか? という問題ですから、答えは次のようになりそうです(ポピュラー風に答えておきます)。
ともかく、これらのコードを規則に照らした評価と、聞き比べたオイラの感想をまとめてみます。
オイラの聴感、規則から照らすと、ある種の音痴?? (^◇^;)
最後の練習問題です。今回の譜例はピアノ向けの2段組になってます。響きを○△×で評価しろ、と言うものです。
譜例には、やはり便宜のためにオイラが番号を振っておきます。
上の要領で、コード・ノートと評価(答え)を記しておきます。
7.、8.は、コード単体で聞くとバスしか聞こえないのでイヤなんですが、現実のアレンジだと声部毎に音色が変わるので、場合によってはむしろ実用的なのかもしれません。たとえば、メロディをトップ・ノートではなくバスで聞かせる場合とか。
なんだろうなぁ、個人的にはこの重複に関する規則、納得しかねます(^◇^;)
音の確認には、譜面エディタAllegro2007の音源にあるピアノの音を使いました。音色によってはまた違った聞こえ方がするのかなぁ?
今回はここまで。
上で述べたように、重複はルートがベスト、5thが次善策、3rdがNGとされています。これを踏まえてp.11には練習問題が提示されまして、3種のコードが示されます。3種とも、ルートとベースはCに統一されているため、ポピュラー的にはどれも「C」のコードです。譜例を提示するに当たって、便宜のために番号を振っておきます。練習問題の内容は、「次の重複でいちばんよいものに○、次の良いものに△、悪いものには×を付けてください」というものです。
ともかく、それぞれのコード・ノートを低い方から並べると以下のようになります。
- C E G C
- C G E G
- C E G E
- ○
- △
- ×
練習問題は続きます。「次の四声は何を(根音、三音、五音)重ねたものですか」と言うもので、譜例はこちら。やはり区別の便宜を図って、こちらで番号を振りました。
- C G C E
- E G C G
- C C E G
- C E G E
- C G E G
- C G E
今回はどの音を重ねているか? という問題ですから、答えは次のようになりそうです(ポピュラー風に答えておきます)。
- ルート
- 5th
- ルート
- 3rd
- 5th
- いずれか
ともかく、これらのコードを規則に照らした評価と、聞き比べたオイラの感想をまとめてみます。
- ○ Cが強すぎコード感が欠落
- △ トップ・ノートのGが強く聞こえ、コード感が稀薄
- ○ バスのCが浮いており、一体感に欠ける
- × トップ・ノートのEが強く聞こえるが、コード感は保たれている
- △ 一番好きかも? トップ・ノートは主張しつつも、コードとして全体の一体感がある。
- (ルートが重なっているというのだから)○ 4.よりもすっきり聞こえる
オイラの聴感、規則から照らすと、ある種の音痴?? (^◇^;)
最後の練習問題です。今回の譜例はピアノ向けの2段組になってます。響きを○△×で評価しろ、と言うものです。
上の要領で、コード・ノートと評価(答え)を記しておきます。
- C G E C → ○
- C C E G → ○
- C G E G → △
- C G G E → △
- C G C E → ○
- C E G E → ×
- E E G C → ×
- G E G C → △
- 分厚く安定感があるものの、Cが強すぎてコード感が稀薄
- 面白味に欠けますが、コード感はしっかりしてます
- 2.よりもコード感が強まり、広がりがあります
- 各声部がバラバラに聞こえ、コードとしての一体感が乏しい
- コード感もあり、すっきり聞こえます
- Eが目立ちすぎには思えますが、すっきり聞こえます
- バスのEが強すぎて他のコード・ノートが聞こえません
- バスのGが強すぎて他のコード・ノートが聞こえません
7.、8.は、コード単体で聞くとバスしか聞こえないのでイヤなんですが、現実のアレンジだと声部毎に音色が変わるので、場合によってはむしろ実用的なのかもしれません。たとえば、メロディをトップ・ノートではなくバスで聞かせる場合とか。
なんだろうなぁ、個人的にはこの重複に関する規則、納得しかねます(^◇^;)
音の確認には、譜面エディタAllegro2007の音源にあるピアノの音を使いました。音色によってはまた違った聞こえ方がするのかなぁ?
今回はここまで。
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COMMENT
HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!
◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2
※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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