2008/01/25 Fri ヤン・ミギョン

GyaOで配信されている『チャングムの誓い』ですが、個人的にはチャングムを指導するハン尚宮役の、ヤン・ミギョンが気になります。

チャングムの母となるミョンイの親友役のときも、宮女としての宿命故にミョンイの殺害に荷担する格好になりつつも、毒薬を中和する水を用意しておくなど、なんてんだろ？　不器用にまっすぐに生きるキャラとして描かれるハンを、愚直といえるほどまっすぐに演じています。こう書くと単なるはまり役のような印象を与えかねないので心苦しいものの、むしろ、表情による演技がしっかりしているので、さりげないのに重みがある、といいますか。

日本における韓流ブームが、日本女性の間での俳優人気として盛り上がっていたのに対して、いわゆるグラビア女優ではない、実力派女優が、遺憾なく、さりげなく、等身大に威力を発揮した演技を見られるというのは、幸せなことです。

言語や文化の違いのためか、ドラマを見ていて呼吸が合わない気がするところも見られるとはいえ、韓国の女優さんには、美人なだけではなく、実力を兼ね備えた人が多いと、驚いています。