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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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現在読んでいるのはこの本です。



「四声の連結」を終え、次回からはこれまで扱ってきたC maj.から見たサブドミナント・スケールのF maj.やドミナント・スケールのG maj.で、これまで同様の連結を練習するようです。そういう意味では、次回以降当面は応用問題のようなもの。基礎中の基礎とでも呼べる部分はとりあえず終わったと思ってよいでしょう。もちろん上行ないし下行の5度進行や先取進行についての説明が『和声学入門』ではなされていませんし、ケーデンスの話も出てきていません。ダイアトニック・コードにおける代理コードの話などなど、これからまだまだいろんな話題は出てくることになるはずですが、与えられたメロディにコードを与えるもっとも基礎的な手順は、一応確認できたことになるようです。

他方、そのような基礎中の基礎の範囲で限定しても、どうも『和声学入門』の話しにはよく分からない部分があます。そういったところが今後説明されるのかもしれませんが、ともかくここまでやってきたことを振り返って、思うところを述べてみたいと思います。
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現在読んでいるのはこの本です。



練習問題は、問題の抽象度が高くなり、『和声学入門』で明示的に示された規則だけでは溶けなくなってきています。他方、『和声学入門』自体が「むずかしい理屈は、ぬきにして、自分で試してみて、わかるように、読むところをできるだけ少なくし、実際に書いてみる本にしました。」(p.3)というスタンスなので、模範解答に関する解説もなく、言ってみれば〈なし崩し〉の面もあります。他方、オイラ自身規則を一部忘れるという失態も犯しています。

そこで、改めて『和声学入門』に明示的な規則、含意されていると思しき規則、別な典拠から取り入れた規則を確認します。

まず、明示的な規則(p.15)。
  1. お互いの和音に共通音があったら同じ位置で結ぶ。
  2. その他の音はなるべく近くへ、歌いやすいように流れるように進める。
  3. 共通音の無い(Ⅳ-Ⅴ)場合は、ベース音と上の三声が反対の方向へ進む。
  4. 三音の重複や省略はしないようにする。
  5. 平行八度、五度ができないようにする。
オイラなりにポピュラーの語彙を用いて言い換えると、こうなります。
  1. 繋げるコードにコモン・ノートがあったら、同じ音高に揃え、タイで繋ぐ。
  2. その他の音は、できるだけ滑らかに連結する。
  3. コモン・ノートが見つからない場合は、バスと他声部を反進行にする。
  4. 3rdは重複も省略も禁則。
  5. 平行8度、5度は禁則(だが、同じコードが続く場合はコード・ノート全てがコモン・ノートとなるので、この禁則には該当しない??)
番号は付いていませんが、こんな規則もあります(p.15)。

ベース音は、その和音の根音を用い、大きく離れたところへ進んでよい。

続いて、目下の所含意されている規則(一応ポピュラーの断片的な知識があるのでこんな具合にまとめられますが、『和声学入門』が読者として想定している小学5、6年だと、どう対応するんだろう?)。
  • 考える脈絡となるスケールは、C maj.
  • コードの選択肢はⅠ、Ⅳ、Ⅴの3種だけ。
  • トライアドの1音を重複させた4声で考える。
  • バス以外のヴォイシングは、バスを無視して考え、メロディをソプラノが担うようにクローズド・ヴォイスの転回形で処理する。
  • 冒頭は必ずⅠ。
  • 同じコードが複数小節続いても構わない(平行5度、8度の禁則には該当しない)。
外部の典拠から取り込んだ規則。
  • 5度の上行ないし下行が基本的な進行。
  • それでは処理できないところでは、先取進行(Ⅳ→Ⅴ)が可能。
では、練習問題の続きを解きます。今回の問題が、「四声の連結」の最後となります。
『和声学入門』の問題を解く上で、一部の規則をオイラが忘れていたので、目下従う規則を改めて確認しておきます。
  1. お互いの和音に共通音があったら同じ位置で結ぶ。
  2. その他の音はなるべく近くへ、歌いやすいように流れるように進める。
  3. 共通音の無い(Ⅳ-Ⅴ)場合は、ベース音と上の三声が反対の方向へ進む。
  4. 三音の重複や省略はしないようにする。
  5. 平行八度、五度ができないようにする。
3.の規則は共通音がない場合に限定されているわけですが、オイラは共通音がある場合もこの規則が有効なものと勘違いしていました。

念のため、規則全体をザッとおさらいしておきます。

1.の規則ですが、「結ぶ」というのは、単にコモン・ノートがあったら、同じ音高に据えるというだけではなく、タイで結ぶ、と言うことのようです。

2.は問題ないですね。

3.は、繰り返しですが、繋ぐ2つのコードにコモン・ノートがない場合との限定付きの規則で、その場合はバスと他声部を反進行させる、というものです。ですから、コモン・ノートがある場合は、バスと他声部を並進行させても構わないことになります。

4.は、どうもオイラの好きになれない「3音」との言い方がされてますが、3rdのことですね。省略できないものの、重複も許されないわけです。

5.は、規則では謳われていますが、これまで見た限りでは、模範解答では平行5度が使われることがあるようです。

さて、これまでの練習問題では、調号と和音記号(ローマ数字)で、ヴォイシングを考えるべき元の脈絡やコードが、最初から問題において限定されていました。ところが、前回の問題からは和音記号が与えられなくなりました。

ところが、上で復習したような規則しか与えられていない為、どういう基準でコードを選択すればよいのかについて、実は指針がありません。そこで、問題を解いた限りでの経験則でしかありませんが、基本的には次のような方針で対応しています。
  • トライアドのうち1音(第1音、ルートのことではない)を重複させた4声を用い、メロディは、コード・ノートのトップ・ノートとする(よって、メロディはコード・ノートの一部である)。→これ、ポピュラーでは通用しないみたいですね。コードはバッキングに関する概念であって、メロディをコード・ノートに数えては「ならない」とするのが、ポピュラーの慣習のようです。数年前、あるサイトで「メロディをコード・ノートに加えて、闇雲にコード・ネームを複雑にしているバカがたまにいる」的な書き込みを読んだことがあります。
  • 冒頭のコードはⅠ。
しかし、これだけでは、やはり問題は解けません。そこで、本格的には「ケーデンス(終止)」の規則を待たなければならないんだと思うんですが、とりあえずオイラは、別なところから、次の二つの規則を流用して、『和声学入門』の問題を解きました。その規則とは、こういうものです。
  1. 上行ないし下行の5度進行を基本とする
  2. 上行ないし下行の5度進行を当てはめられない場合は、「先取進行」を用いる
今回は番外編として、この2つの規則をオイラがどこから流用したのかについて、述べようと思います。
現在読んでいるのはこの本です。



練習問題の続きです。

p.21

6.この旋律には何の和音が合うか、自分で考えて四部合唱を作りましょう。

というわけで、まずは譜例を確認します。
現在読んでいるのはこの本です。



練習問題の続きです。

p.21

5.上の旋律に下の和音記号によって、四部合唱を作りましょう。

……この問題文、日本語としてどーなんだろ?? オイラの感覚が変なのかなぁ?

英語で習う「受動態」の影響か、「によって」を見ると〈意味上の主語〉を連想するんですよね。例えば、「AによってBされる」と言う場合、Aが意味上の主語ってヤツです。この問題、和音記号が解いてくれるんでしょうか?? ともかく、この文で言われるべきことは、「ソプラノがメロディになっているので、下に記された和音記号に適うコードを、メロディに合わせてヴォイシングすることによって、四部合唱に仕上げなさい」ってことだよな。

まぁ、中川翔子が「ギザかわゆす」とか変な言い回しをするのに比べれば、この程度はまともな方なんだろうか??

ともかく、問題の譜例を確認します。
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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