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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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英語って、やっぱり唯名論的な発想をするんだねぇ。

いや、conceptって単語、日本語では「概念」と訳すことが多いんだけど、概念と言えば、日本語では「意味」のいかめしい言い方って感じなんだよね。例えば、「国家の概念」といえば、国家がまさに国家たる条件みたいなもので、この概念に合致しないものは国家とは呼べない、みたいな感じ。

ところが、日常的な英語では、むしろちょっとした思いつきなんかを言い表すにもconceptって言い方をするんだよね。同じ単語なのに、方やもの凄くいかめしいほどフォーマルな言い回し、方や日常的でカジュアルな言い回し。このギャップはなんだ? とちょいと気になった。

試しにネットの英英辞書でconceptを調べてみたところ、こんな風に紹介されていた。

1. A general idea derived or inferred from specific instances or occurrences.
2. Something formed in the mind; a thought or notion. See Synonyms at idea.
3. A scheme; a plan: "began searching for an agency to handle a new restaurant concept" ADWEEK.
1.が概念に相当すると思うんだけど、「個別の事例・事象からもたらされた、あるいは推論された一般観念」とでもなるかな?

実在論の場合、むしろそうした概念がイデア的実在として超越的に存在していて、それが現象界に臨在することで個別の事例や事象が成立すると考えるので、「さすが英米哲学をを育む土壌として、唯名論的な見方が辞書にも反映されてるんだなぁ」と妙に感心。

まぁいいや。2.は「心で形成された何か。考え。」なので、こちらが「思いつき」に相当すると言って良いでしょう。他方で、mindって言葉は「脳の働き」とされているので、日本語的な情緒的・心情的な意味合いはない。そういう意味では、ちょっとした思いつきであっても論理的なものなんだろうね。

だからなんでしょう、3.に使われている意味合い自体が結構多様なんですが、「枠組み、計画」とでもいった意味合い。

こう見てくると、conceptの基本は「心において形成されるもの」、心の働きが論理的なので、論理的にしっかりした「枠組み、計画」と言う意味も出てきて、パッと見個々バラバラな出来事について、心の働きで推論することで抽出される・帰納されることで、一般的な考え方、「概念」が得られる、とまさに唯名論的な発想が読み取れます。

いやぁ、おもしろい!
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男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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