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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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7thコードの代理コードとしてのディミニッシュ・コード向けコード・スケールの一つであるコンディミ・スケールについて、7thコードのコード・ノート以外のテンションが、どこに由来するのか? を考えています。

結局、階名(移動ド)で考えることで、脈絡となるスケールにおいて、各テンションがどういう位置づけなのか? を考えることにしました。

前回はメジャー・スケールを前提として考えたわけでが、結論から言えば、こうなります。
  • b9: ラbに相当する音ですから、ハーモニック・メジャー・スケールからすんなり取り出せます。
  • #9: シbに相当する音ですから、、メロディック・メジャー・スケールからすんなり取り出せます。
  • #11: 自然倍音列に含まれますが、ド#の音ですので、平行短調の同主調(ラをドと読み替えて構成したメジャー・スケール)からの借用だと考えられます。
  • 13: スケール固有音のミですから、ナチュラル・メジャー・スケールからすんなり取り出せます。
その上で、前回はb9と#9の説明に必要となるメジャー・スケールの変種について確認しました。
13は上記のようにナチュラル・メジャー・スケール(いわゆるメジャー・スケール)からすんなり取り出せるので説明は不要でしょう。

というわけで、今回は#11について考え、更にマイナー・スケールの脈絡におけるコンディミ・スケールについても考えてみます。
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このブログはNinja Toolsのサービスを利用しています。サービスの一環で、どこからこのブログに辿り着いているのか? を確認できるのですが、GoogleやYahoo!で楽理関係の用語を検索して辿り着いている方が結構いらっしゃるんですよね(^◇^;)

せっかく色々お調べになっていらして頂いた方に水を差すような話ですが、このブログを書いている奴は音楽の素人です(^◇^;) なので、正しいことが書かれているとは思わない方が無難です。オイラなりに楽理関係のことをどう考えているか? 何が分からないか? といったことを、飽くまで私見として(もちろん、私見の限りで「これは正しいと思う」「これは間違っていると思う」といったことは、誰に気兼ねするわけでもなく)書いています。読んだ方の参考になるようでしたら幸いですが、「お前のブログの受け売りで発言したら『間違っている』と指摘されて大恥かいた」等と言われましても、オイラは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください≦(._.)≧


ともかく、ここ最近コンディミ・スケールがどこから出てきたのか? について色々考えておりますが、話がかなりごちゃごちゃしているので、オイラ自身の整理の為にも、これまでの話をザッと振り返っておきます。大本を辿ればホールズワースの"Melody Chords for Guitar"に端を発するのですが、そこまで遡るとそれはそれで長~い話になるので、コンディミ・スケールに関わる限りで。

コンディミ・スケールは、ディミニッシュ・コードに対するコード・スケールと一般に位置づけられますが、ディミニッシュ・コード自体は7thコードの代理コードと位置づけられています。このため、コンディミ・スケールの構成についても7thコードとの絡みで説明されます。

篠田はこんな説明をします(『新・実践コード・ワーク (3) スケールとモード 』p.26)。
  • 7thコードに#9, #11, 13のテンション想定することで、7thコードとルートを共有するディミニッシュ・コードを取り出す
  • 7thコードに更に三度堆積させ、ルートを省略することで、7thコードのルートより半音上をルートとするディミニッシュ・コードを取り出す
  • 以上2つのディミニッシュ・コードを組み合わせて、コンディミ・スケールを構成する
この場合、そもそも#9, #11, 13のテンションを「どうして」想定して良いのか? が全く分からないんですよね。

水野は、
  • ディミニッシュ・コードのルートをトニックと見なした上で、そのトニックから見たドミナントに当たる音をルートとしたディミニッシュ・コードを想定
  • トニックとドミナント、2つのディミニッシュ・コードを組み合わせてコンディミ・スケールを構成する
と説明します(『水野式音楽理論解体新書 著者:水野正敏 ポピュラー音楽を学ぶ上で必要な理論体系の新機軸 』p.202)。

これとは別に、篠田、水野どちらも触れている話として、
  • ディミニッシュ・コードが7thコードの代理たり得るのは、7thコードのルート以外のコード・ノートをディミニッシュ・コードが共有するから
  • よって、Ⅰ7の代理はbⅡdim7だ
という説明が出てきます。

すると、Ⅰ7向けコード・スケールはbⅡコンディミ・スケールと言うことになりそうなものですが、ネットなどを調べると、Ⅰ7向けコード・スケールは、Ⅰコンディミ・スケールのようなのです。

では、どー考えればいいんだ?? というのが、目下の問題です。

今回は、オイラの慣れないナッシュヴィル・ナンバリング・システムを捨てて、階名(移動ド)を使って、メジャー・スケールとマイナー・スケールの場合に分けて、考えてみることにします。予告しておくと、実はものすごくあっけない話だったようです。今更ですが、最初から階名で考えていればこんな遠回りはしなくて良かった気がします。
コンディミ・スケールの話をしています。

篠田の説明に従うと、
  • 7thコードに、ディミニッシュ・コードを取り出せるようなテンション(#9, #11, 13)をあらかじめ付加したスケールを想定する。
  • 7thコードにb9を加えたコードからルートを省略して取り出せるディミニッシュ・コードを転回する。
  • すると、互いのルートが半音ずれたディミニッシュ・コードを取り出せるので、これらを組み合わせてコンディミ・スケールを構成する。
ということになるようです。他方、ディミニッシュ・コードを取り出せるようなテンションをあらかじめ付加した7thコードが、そもそもどこから出てくるのか? という疑問がずーっと残り、すっきりしません。

対して、水野の説明では、
  • (どこから出てくるかはよく分からないものの)元のディミニッシュ・コードのルートをトニックとしたとき、ドミナントに当たる音をルートとしたディミニッシュ・コードを想定する。
  • トニック、及びドミナントのディミニッシュ・コードを組み合わせることで、コンディミ・スケールを構成する。
と言うことになります。こちらは、そもそも元のディミニッシュ・コードがどこから出てきたのか? という疑問が残りますが、「トニックとドミナントを組み合わせる」点については、メジャー・スケールにファ#を盛り込む場合、それがドミナント・スケールに由来することを考えると、こうした発想を7thコードに当てはめているようにも捉えることができ、まだ自然な説明のように思われます。

また、水野はロックやファンクにおいて、7thコードがトニック・コードとして使われることを示しています。ですから(ここから先は水野が述べていることではありませんが)、このような「トニック・コードとしての7thコードの代理」としてディミニッシュ・コードを想定できるなら、そのようなディミニッシュ・コード向けのコード・スケールとして、ドミナントに当たるコードの音も組み込んだコンディミ・スケールを位置づけることは可能かもしれません。実際、ドミナント・コードとしてのディミニッシュ・コード(つまり、コード進行に登場するディミニッシュ・コード)向けのコード・スケールとして、水野はディミニッシュ・スケールを位置づけており、コンディミ・スケールはそれとは別としているのですから、上のような〈想像〉は、そんなに不自然ではないと思います。

では、そもそも7thコードの代理としてディミニッシュ・コードを想定できるのかどうか? この点について考えてみます。

Innerviewsにアップロードされたインタビューの翻訳です。

 


Allan Holdsworth

Harnessing momentum

by Anil Prasad

Copyright © 2008 Anil Prasad. All rights reserved.

先日、一応仕上げたAllan Holdsworth"Texas"の耳コピーで登場した謎のスケールは、こちらの耳コピーが間違っていたらどうにもならないのだが(^^ゞ とりあえず所与として受け止めた場合、どうにか説明が付かないか? と考えているところなのだが、それこそ以前想定したマイナー向けオルタード・スケールに似ていることに気づいた。それぞれの話を振り返って、改めて問題のスケールについて考えてみたい。
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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