2006/07/28 Fri 覗き？？（長文）

オイラの仕事は夜勤で、翌月の勤務シフトはだいたい毎月20日頃にできあがる。

一応英会話学校に通っていて、色々事情があって夜勤明けに通っている。

受講の際に次回の予約を入れるのだが、次回予約がその日から3週間先までしか入れられない。翌月の勤務シフトが決まっていないうちは予約を入れられず、勤務シフトが決まってから入れようとすると、既に予約が埋まってる、なんてことが結構ある。

そこで、勤務シフトが決まってから、夜勤の前に英会話学校に立ち寄り、予約を入れる、なんてことをすることがある。

で、今日も立ち寄った。この日の受付嬢が以前話題にした人だった。住まいが近所で、一緒に飯を食ってもいいかどうか？　なんて話をした人である。

その人から最近引っ越した、という話が出た。結局気になっていた雰囲気の怪しいステーキハウスには行かずじまいとなったため、ちょいと残念だが、彼女にしてみればむしろ通勤は便利になってよかったね、なんて話をしていたところ、引っ越しの理由がとんでもないものだった。

彼女が住んでいたところは、オートロックの機能もある一見セキュリティのしっかりしたところだったのだが、なんと屋外から彼女が住んでいたベランダに侵入することが可能だったというのだ。ある日、彼女が仕事が休みの時に、昼に「いいとも」を見ていたところ、その不審者と目が合ったというのだ。不審者は慌てて逃げたというのだが、それで侵入経路が判明。管理人に文句を言って対策を講じて貰ったという。

ところが、その後もその人はやってきていたらしく、ある日ベランダに出てみたら、自分には全く心当たりのない柿の種（自然物ではなく、ピリ辛のスナック）が落ちていたというのだ。

彼女はげらげら笑いながら話していたものの、笑い話では済まない。

オイラも以前、報道でこんな話を聞いたことがある。

あるアパートに住んでいた人が家賃滞納を理由に追い出された。ところがその人、同じアパートの別な部屋にただで暮らしていたらしいのだ。

こんな話もある。長期旅行で不在となっていた一戸建てに、家主が戻ってきたところ、見知らぬ男が住んでいた。見つかったとき、炊飯器には炊きたてのご飯、まな板にはキャベツの千切りがあり、その人はその家で暮らしていたというのだ。

小泉改革で格差が広がる中、そういう形で生活に困っている人は増えている。まぁ、彼女の事例の場合はのぞきだったのかもしれないが(^◇^;)　だって、ベランダじゃ暮らせないだろうし、生活音レベルでも物音を立てたら騒がれるではないか。一度は見つかり一度は痕跡を残していたが、その二度だけで済むとは思えない。そういう意味では、これは雨露をしのいでいたと言うよりは、覗きだったのでは？　という気がする。そういえば、ストーカーによると思しき者による女性の殺害事件なんかもあったというし。

まぁ、でも彼女にしてみれば、引っ越したのでとりあえずは安心と言うもの。会話の幕引きにオイラはこういった。

「用心に男物の下着が必要ならいつでも言ってね、おいらのをあげるから」

当然冗談だし、向こうもけらけら笑っていた。

そういう話が通じる相手だからよかったが、後で不安になってきた。相手が悪かったら、これってセクハラになりかねないのでは？？

うん、オイラも運が良かった！