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楽理一般がメイン、一応。とはいえ書いているヤツは素人ですので、誤解・勘違い・間違いも多いかと思います。色々教えてください!
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しばらくの間考えてみたのですが、やはりディミニッシュ・スケールをドミナント・コード向けコード・スケールとして説明するのはかなり大変そうです。少なくともまだ自分なりの結論が出ていません。

そこで、やはり随想というか、考えながら考えていることを書く流儀で進めていきたいと思います。

まず、篠田の本には、ディミニッシュ・スケールが登場しませんでした。



林の本には登場します。



ただ、林の説明は「ドミナント・コード向けコード・スケール」としてではなく、飽くまでディミニッシュ・コードが指定されている箇所で使えるテンションを想定することで導くことが出来るスケールとしての位置づけで、コード進行における機能や代理との関わりは述べられていません(p.114)。

そんな中、それなりにディミニッシュ・スケールを説明しているのは水野だけなのですが、この水野の説明がオイラにはよく分からないんですよね。

今回は、「水野の説明のどこが分からないのか?」について書いてみます
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ディミニッシュ・スケールの出所を考えているのですが、イマイチ考えがまとまりません。以前からこのブログは随想風に書いていますが、その為か明確な結論を示すようなキッチリした書き方にならず、読んでも肝心な情報になかなかたどり着けない文章になりがちです。そういう反省もあって、ディミニッシュ・スケールについては先に結論を明確にしておきたかったのですが、その結論が出ないんですよね(^◇^;)

そんなわけで、もうしばらく考えて、結論が出せない場合は従来通り随想として、考えの赴くままに書くことにします。ともかく、もうしばらく考えます。
ディミニッシュ・スケールについて扱う予定だったのですが、前回ドミナント・コード向けコード・スケールを一瞥した際に考えた、オルタード・スケールをキーの観点から見たらどうなるのか? と言う問題について、ちょいと思いついたことがあるので、先にそちらを取り上げようと思います。

前回オルタード・スケールをキーの観点から見たらどうなったかというと、元のスケールに対するラ同主長音階の、さらにまたラ同主長音階のドを半音上げたものになっている、ということだった訳です。ただ、これに何の意味があるのか? については全く分からなかったため、オイラの中では消化不良的な気持ち悪さが残っていた訳です。振り返っておきましょう。

まず、オイラが言う「ラ同主長音階」という言い回しについて。オイラはキーとスケールは明確に区別すべきだと考えているので、「同主調」という一般的な言い回しはしません。トニックは同じなのに「スケール」の長短が異なるからこと〈同主調〉という概念には意味があるのですから、飽くまでこれはスケールに関する脈絡で扱うべきです。ですから、「同主調」ではなく、「同主音階」との言い回しをします。これを踏まえた上で、元のキーにおいてマイナー・スケールのトニックとなるラを、むしろメジャー・スケールのトニックであるドと読み替えることで得られるスケールを、オイラは「ラ同主長音階」と呼んでいます。同じように考えて、「ド同主短音階」という言葉も使います。

さて。ラ同主長音階を得るには、元のスケールのシ ミ ラにフラットを付ければよい訳です。最後にフラットが付いたラbを新たなファとして全体を読み替えるのが筋なのですが、元のスケールとの関わりを分かりやすくするために、読み替えずにおくと、こうなります。なお、音名を使わないのは、任意の音名について当てはまる話だからです。

b0 d   r   m f   s   l   t
b3 mb   f   s lb   tb   d   r

こうして得られた新たなスケールのラ(もとのスケールのド)をトニックとするマイナー・スケール、すなわち新たなスケールのラ同主長音階を得るには、更にフラットを3つ増やせばよい訳です。新たなスケールのシ ミ ラに付けます。行う作業は上と同じです。

b0 d   r   m f   s   l   t
b3 mb   f   s lb   tb   d   r
b6 sb   lb   tb db   rb   mb   f

そして、このフラットが6つになったスケールのド(元のスケールのソbに当たる)を半音上げると、大元のスケールのドミナント・コードに対して使えるオルタード・スケールになります。

b0 d   r   m f   s   l   t
b3 mb   f   s lb   tb   d   r
b6 sb   lb   tb db   rb   mb   f
Alt.   s lb   tb db   rb   mb   f

ですが、上でも述べたように、「だからなんなんだ??」ですよね(^^ゞ

そこで、何かもっと別な観点から考えられないか? と思っていたところ、風呂に入っていて思いついたことがありました。
当初はある意味徒手空拳で、ドミナント・コード向けのコード・スケールを確認してきました。ですが、一端寄り道の体裁でいわゆる近親調について確認したことから、いわゆる近親調に由来する変化音を一通り一瞥する形になりました。その成果を踏まえ、これまで確認してきたコード・スケールを改めて捉え返しておきます。作業手順は次のようになります。
  1. 長短各スケールについて、いわゆる近親調に由来する変化音を取り込んだものを一覧する。
  2. 長短各スケールをドミナントから並べ替える。
  3. 各コード・スケールをドミナントから並べ替えた長短各スケールと比較する。
なお、ホントはスケールで考えるのでなく、キーで考えたいのですが、これは「ディミニッシュ・スケール」について考える時まで取っておきたいと思います。



前回、最後の辺りでこんな表を示しました。

  P1 m2 M2 m3 M3 P4 #4/b5 P5 #5/m6 M6/dim7 m7 M7
maj._dom. s lb l tb t d   r   m f  
min._dom. m f f# s s# l   t d   r  
    b9 9 #9 b11 11 #11   b13 13 #13  

これは、メジャー・スケールとマイナー・スケールを階名で抽象化し(よって、音名は任意で構いません)、それぞれのドミナントから並べ直したものです。ここから、ドミナント・コード向けコード・スケールを考えるに当たって、
  • P1からP4まで、及びP5は、全てスケール固有音、あるいはスケールに基づいた変化音で埋まっている
  • #11は自然倍音に含まれるので、追加して良い
  • #5/m6以上の隙間については、別途考えなければならない
と言う見通しが立ちました。

そこで、今回はドミナント・コード向け各種コード・スケールを一瞥してみよう、と思ったのですが、ちょいと思いとどまりました。もちろん、この話題はいずれ取り上げます。

思いとどまった理由は、譜面エディタで譜面を書いていて、たまに横着してコード解析させると、オイラが五線譜に書いてある符頭を、譜面エディタは異名同音で読み替えた上でコード・ネームを示すことがあるんですよね。このため、
  • おいらは異名同音の選択の仕方を間違っているのではないか?
と心配になることがあるのです。

他方、振り返ってみると、小中学校に通っていたときに「正しい五線譜の書き方」なんて習った覚えもないですし、改めて思い起こしてみれば、異名同音のかき分けについて誰かに習った覚えもなければ、何かの本でそういった話に接した覚えもないんですよね。

そこで、これまでいわゆる近親調の問題を階名・移動ドで考えてきたことを踏まえ、異名同音をどう書けば良いのか? について、考えてみようと思います。飽くまで私見ですし、オイラがこれまでこのように書いてきた、という話でもありません(^◇^;) 今回近親調について考えたことを踏まえれば、「こう書くのが理屈に適っているのでは?」と考えられるところをまとめてみようという話です。

どこかできちんとこの手のことをアカデミックに習った人に言わせればおかしな点もあるでしょうし、実際に書いてみると、むしろオイラ自身が慣習的に行ってきた書き方にも反する点が出てきてしまいます。だからこそ、「正しい譜面の書き方」にかんする情報が欲しいところです。お分かりになる方は、参考図書やサイトについて、コメント頂ければ幸いです。
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HN:
べぇす
性別:
男性
趣味:
音楽(素人レベル)
自己紹介:
一応趣味でベースを弾く。

……けど、だれだっていいじゃん、オイラなんか!


◎音楽関係のプロフィール
・ベース歴: 15年以上
・譜面の読み書き: 不自由
・初見演奏: 無理
・利用譜面エディタ: Allegro 2007→Finale 2010
・利用DTMソフト: Music Creator 2

※楽理関係を扱ったことを書いていますが、上記のように音楽については素人です。書かれている内容を鵜呑みにされないよう、ご注意ください。
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